バレンタインデーの思い出

子どもの頃、母以外からチョコレートをもらうこともなく、中学3年生になった。
モテ期というほどでもないが、代ゼミの中学部のバイトをしていたお姉さんに、初めてあげるというチョコレートをもらったことがあった。
あの頃は手紙とかろうじて電話がコミュニケーションツール。
あの頃の手紙の書き出しは、Dear こじまくんだったり、まさとくんだったり。
代ゼミで有名だった原先生が授業のつかみで、「生徒から手紙をもらいました。Deer 原先生、鹿になっているんです!」と笑いを取ったのを思い出す。
そのバイトの千葉大女子大生にもらったチョコレートには手紙が添えてあって、文末にはwith love りえ。
loveってloveってと思って調べたら、with loveは手紙の文末の決まり文句だった。
その年はみんなに、ちょうだいちょうだい!と言った結果、たくさんもらってしまい(義理ばかり)ホワイトデーに一ヶ月分のお小遣いでまかなわず、貯金を下ろした記憶がある。
あれから、バレンタインデーに欲しいと言わないようになった。
あれはぼくの定義では、予想以外の女の子から告白を兼ねてもらう、というものだと思っているので、つきあっている女の子にもらってもしょうがない。
というわけで、16歳頃からなんとなくシラケているバレンタインデー。
ただ、ホワイトデー売り場で買い物をするのは小さな優越感。

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