第三のビール

鳥貴族は全品280円税抜きで、この春に294円から302円になった。
キリン一番搾りと淡麗があり、淡麗は700ミリリットルというのがウリだった。
メニュー見ずに淡麗を注文すると、バイトのお姉ちゃんが「金麦になったんですよ…」
ビールもプレミアムモルツになってる…
それでも302円なら安いのだが、金麦はさすがに頼まない。
金麦は第三のビールと呼ばれていて、麦芽の割合で酒税が決まるために、各社がいろいろ研究している。
お酒の文化ということを考えると、不毛な努力だ。
第三のビールには二種類あって、麦芽の割合で酒税が決まるのなら、原材料を麦芽以外にしよう。
これがその他の醸造酒(発泡性)に区別され、エンドウ豆のタンパク質から作ったドラフトワン、大豆タンパクを原料にしたジョッキ生などが相当する。
もうひとつは、発泡酒をその他のお酒で割って薄くし、麦芽の割合を減らそうとするもので、ほとんどの第三のビールがこちら。
具体的には、発泡酒に麦焼酎というパターンが多い。
そうすると、どうしてもビールの味が薄くなるために、糖類や香料などで味を調整する。
どうしても香りや後味が人工的になってしまう。
純粋においしいビールを作る研究ではなく、限られた材料で安く作るか、こんなことで日本の酒文化が発展するはずもない。
戦中戦後に日本酒にアルコール、砂糖、アミノ酸を加えて3倍の量に増やした三増酒が生まれて、お酒の需要は満たせたもののおいしくない日本酒に日本酒離れが明らかに進んだ。
世界中でタバコが悪者にされ、WHOでは次のターゲットはお酒になることが決まっている。
まずいお酒でただ酔うためだけに飲む、挙げ句の果てに飲酒運転をする、酔って暴れる、DVを起こす、それも事実だがそれは民度の低さで、酒税を上げたりお酒が悪者になるのと違う。