大人の休日倶楽部パス4日目三陸鉄道全線、八戸線全線

三陸鉄道の終点、盛駅に向かう

海岸沿いを進む

釜石→盛(三陸鉄道リアス線 普通列車)

全線に乗るために始発の盛駅に向かう。前日に宿泊しようと思ったが、手頃なホテルがなく遅くなるので釜石にした。

三陸鉄道より
三陸鉄道釜石駅
となりのJR釜石駅
三鉄のもう一つの独立ホーム

改札は別だが、入るとJRのホーム。改札できっぷは見ない。
三鉄の駅員がリアス線の説明をしていた。海岸沿いを走るが全線の65%がトンネルらしい。そして、大人の休日倶楽部パス一枚につき80円支払われるそうだ。駅員は不満そうに言っていたが乗っても乗らなくても80円はまんざらでもないかも。上限が3万枚、売り切れたとは発表はないが2万枚は売れていそう。160万円はまあまあなのでは。

JRの駅舎
JR釜石線2両編成

宮古からの三陸鉄道入線

宮古のイントネーションは、都のみやこと同じだった。あとで行く久慈は、くじ引きのくじ、時刻の九時と同じイントネーション。行くと違う東北の地名のイントネーション。

36-200形

36は三陸を本場の読みにしたもの。
←盛

36-202+36-101

三陸鉄道の開業1984年4月から走っている車両で、202と101の違いは202は飲料の自動販売機つき。

セミクロスシート
気動車標準的な運転台
臨時列車の八戸が追加されているが、仙台はない

メルヘンな駅名、恋し浜

朝夕の列車を除き、3分間停車。外に出ることができる。

1985年の開業時は地域の名前である、小石浜駅だったが地元のホタテ貝ブランド恋し浜に改名してほしいと地元の要望で2009年に恋し浜に改名。

ちょっと磯の匂い…

AKB48のメンバー3名と志村けんさんがここでホタテ貝を寄贈したそうだが、一ヶ月後にすべて盗難。

カーン!
鐘を鳴らす音がする。おっさんが数人鳴らしていた。あとで調べると、鳴らすと恋が成就する鐘らしい。
あのおっさんたちも恋しているのだろう。

越喜来(おきらい)湾をのぞむ

盛駅は気仙沼方面へのバス連絡駅

元はJR大船渡線が一ノ関から気仙沼を経て盛まで来ていた。
東日本大震災で甚大な被害を受けて、気仙沼線と共にBRT(バス・ラピッド・トランジット)バス転換された。

ホームを改造したのりばから発車

快速気仙沼行き、車両は一般的な路線バスと変わらない。この日はグループ客が多く、立っている乗客もいた。おそらく大船渡あたり(数分)で下車するお客さんもいるのだろう。
気仙沼までは1時間17分かかる。

線路がなくなっているがホームの印象が残る

この先しばらくバス専用道を通る

一般車は通行できない
JR東日本より

オレンジがバス専用道、青が一般道。約26往復運転されているので、その点だけは鉄道より便利になっているのだろう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2001年に気仙沼で撮影した車両

さかりとひらがな表示

1979年時刻表を見る

盛から吉浜は盛線、宮古から田老(たろう)までは宮古線として開業している。もともと三陸すべて縦断する予定だったが、国鉄の大赤字が問題になって工事は頓挫してしまった。地図では田老から普代(ふだい)までないように見えるが、既に線路まで敷設された状態だったので、だいぶ経ってから三陸鉄道として開業する。
列車の本数は盛線が4往復、宮古線、久慈線は5往復程度とかなりのローカル線。

駅舎は分かれているが、中は一緒

懐かしい

HI-Cは果汁50%で、その後HI-Cサンフィルが出て10%や20%になったような。

またもボロボロのキュービックがやってきた

1996年製元国際興業飯能営業所
かなりボロボロ
養老乃瀧盛店

養老乃瀧は北は稚内、南は沖縄県那覇にまで進出している。口コミに、ふだんはチェーンに行かないが地方に行ったときは安心と書いてあった。たしかに、すごい当たりはないかもしれないが、ぼられたりひどいこともない。40~65点くらいの固定な感じ。

盛→釜石(直通)→宮古(三陸鉄道リアス線普通列車)

来た車両の先ほど先頭だった車両に乗る。ワンマン列車は二両目のドアは開かず、降りるのも便利なので一両目のほうが混雑する。

36-202形車内
かつての盛線終点

かなりボロボロ

どう見ても被災地
異常時運転取扱会

何をしているかわからなかった。2017年に行われたときのことが三陸鉄道ブログに載っていた。

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訓練第9210Dが、釜石駅を発車し平田駅通過後突然エンジンが停止した
乗務員は車両の点検を行ったが自走不可能と判断し運転指令に報告
運転指令はこれを受け釜石駅・唐丹間において伝令法の施行を決定
救援列車及び代行輸送の手配をとり、分岐器検査中(釜石)の施設係員に一旦作業を中断させ、退避するよう指示をした乗務員は乗客を列車から降車させ平田駅まで誘導した
その後、救援列車の運転により故障車両を釜石駅へ収容した
(三陸鉄道ブログより)

内容は違うだろうが、この程度のことをやっている模様。
三陸鉄道は東日本大震災のとき、トンネル内で緊急停車の指示を受けて停車。そのあと、その先の鉄橋が落ちていたことから進んでいれば列車もろとも落下していた危険があった。

鯨と海の科学館

岩手船越駅から徒歩10分で、検討したが途中駅であること、荷物が重いことで断念。マッコウクジラの骨格標本が自慢らしい。

宮古駅に到着

宮古では乗りかえ列車は既に停車中で、やはり2両目になんとかボックスシートを確保したが、1両目はなく、最後のボックスシートだった。4人がけに白髪かゲーハーのおじいさんがひとりで座っている席が多い。あとで、4人がけは3~4人になった。

車両は36-712+36-R3

Wikipediaより

東北電力のラッピングをしてあるので、実際はぜんぜん色が違う。

おっさんばっかり

前の車両はおばさま方のグループが多く、おしゃべりの花が咲く。トンネル騒音対策で窓が固定窓になり静か。乗り心地もさっきとはぜんぜん違う。

ブレーキも前後横軸

JR西日本の気動車の運転台によく似ている。東日本の鉄道でブレーキが前後というのは少ない。

WikipediaよりJR西日本キハ127の運転台

宮古から4駅目が田老(たろう)、その次が新田老なのだが、駅にはひらがなの駅名標があった。しんたろう。
前日亡くなった元都知事を思い出した。

ここが一番きれいな景色といわれたが、橋は乗っていると見えないので海がきれいなだけ。

震災遺構の歩道橋が残されている

米田歩道橋の一部

防潮堤を兼ねた一般国道45号の水門部に架設されていた米田川を渡る歩道橋の一部。
2009年6月に完成した歩道橋だが、東日本大震災の津波により破壊・流失した。歩道橋下部は引波により海側へ曲がっているなど、津波の脅威も知ることができる。
米田地区では、村内の遡上最高到達点37.8メートルを記録。歩道橋向かいに設置されていた高さ22メートルの水門の屋根が破壊され、海岸近くの山肌がえぐられるなど、想像を超える高さの津波だったことが分かる。
(震災伝承ネットワーク協議会事務局より)

陸中野田駅にある道の駅、道の駅のだ

背を向ける道の駅のだ

盛から約4時間半、160キロ強乗車で終点久慈へ

全線通しで乗ると3,780円。

前はレトロ車両

イスが少しきれいで、テーブルがあるくらいの差。

久慈のイントネーションは語尾が上がると思ったら、くじ引きのくじと同じイントネーション。9時とも同じ。

狭い駅舎

ここも隣にJRの大きな駅舎があるというパターン

JR八戸線久慈駅

次の八戸線の発車まで90分ほど時間があるが、何時から乗れるのかわからないので早めに戻ってこよう。

あまちゃんの聖地、駅前デパート

久慈駅前デパート
ほぼ廃墟
ここでビデオカメラのレンタルか

NHKドラマあまちゃんで、架空の北三陸市の観光協会があったビルだそうだ。見ていないのでわからない。
2013年の誰かのブログに解体が決まっているとあるが、未だ解体されていない(だから撮影できているのだが)

道の駅くじ 土風館(どふうかん)

駅から10分かからないところにあるので、行って買い物しよう。

また養老があった
メインストリート
道の駅くじ 土風館
琥珀製品を売っている

二階にはレトロ博物館があるが、Webで調べたので行かない。

別棟に農産物、海産物などがある。

熱帯魚の水槽に特に意味はない
レトロ、なるほど
飲食店が並ぶ
お安め

久慈駅に戻り八戸線に乗り込む

久慈駅の改札窓口はカーテンがしまり、次の時間帯は勝手にホームに行って乗ってくれと。18:20~何時だったか…
まだ16時30分なので、その時間帯ではないが駅員はいない。ホームへは金属の扉をスライドさせる。乗ってはいけないともいいとも書いていない。おばさまたち2人が入っていったので、それなら乗るかと。地元のおばさんたちは、10分前にならないと案内しないと入っていったおばさんを責めるようなことを言っていたが、時間まで入ってはいけないとアナウンスはないし、何より列車のエンジンがかかり照明がつき、側灯(扉が閉まると消える確認ランプ)が点灯しているのでドアが開いている状態(閉まっているがボタンを押せば開く状態。

左が八戸行き

30分近く前に涼しい列車に乗ることができた。久慈周辺の気温は25℃を切っていたが、やはり少し暑いのでよかった。それを見た他の乗客もチラホラと乗ってきた。

4人がけと2人がけクロスシートが交互に並ぶ

右側がずっと海なので右側に乗りたい。ワンマン列車なので後ろの車両が混雑しないでいい。

車両はキハE130-500番台。もともと水郡線の混雑緩和のために開発された車両で、車体幅が広くドアが3ドア。0番台は釜石線で紹介したキハ110と連結して運転できる。八戸線(久慈~八戸)、水郡線(水戸~郡山)、ロングシートの久留里線(木更津~上総亀山)を走る。ハイブリッドではなく、450馬力のエンジン一基の気動車。

海沿いを走ることが多いので夜間に乗るのは避けたい。

知らないと読めない

下校の高校生が乗り、そこそこ混雑したが4人がけの向かいに人が来ないで海も見られて快適だった。高校生はすぐ降りるかと思いきや、1時間近く乗っている学生も多かった。
女子高生はスマホを見ながら床に座ってしまっているし…

国の天然記念物、ウミネコの繁殖地、蕪島(かぶしま)

ウミネコがいるのがわかる

繁殖期には3万羽もいるらしい。鮫駅から徒歩15分。時間があれば行ってみたかった。

鮫駅で下車

通勤電車に見える
青森県最東端の有人駅だが、駅員はいない時間

このあたりは沢(さわ)という地名で、さわがなまって、さめになって漢字の鮫を当てたらしい。駅にオブジェがあるが特に鮫とは関係ない模様。

鮫駅

目的は徒歩4分のここ

マエダストア鮫店

マエダストアは青森県下のスーパーチェーンだったが、八戸には店舗がなく2018年にスーパーみなとやの全株式を取得、八戸9店舗、青森県では41店舗になり青森県最大のスーパーになった。たしかに下北に行ってもマエダがあった。

八戸駅のスーパーが駅から少し離れているので、ここで新幹線の中で食べるおつまみとお酒を買う。青森サーモンのお刺身、ふきの煮物(じゃことコンニャク入り)海鮮丼など購入。お店は18時過ぎでガラガラ。

駅前に手入れを怠った公園のような広場

8620形機関車の動輪

実際に八戸線で走っていた車両の動輪らしい。

大正時代の名機8620形

京都鉄道博物館8620形8630号機 Wikipediaより
きっと蚊に刺される

鮫始発八戸行き

最近よくあるJR東日本顔

令和2年度、鮫駅の乗降客数は220人。鮫駅にはおよそ約20往復の列車があるので、もちろん時間によるが一本当たり5人ちょっとくらいの計算になる。そういえば、この列車は他に誰も乗らなかったし、降りたときも他に降りた人がいなかった気がする。

ひと駅走ると学生で満席に。このために鮫始発が設定されているのかもしれない。
途中の本八戸が八戸の中心街で、夏祭りの八戸三社大祭もこの付近で行われる。

八戸駅に到着

在来線でJRは八戸線だけ。盛岡行きはIGRいわて銀河鉄道、下北に向かう大湊行きや青森行きは青い森鉄道。このせいで青春18きっぷでは乗車することができなくなった。

20時前なのに人影まばら

駅の外にも出てみよう

迎えの車に乗っていく人だけ

反対側にはホテルもある

イが小さい
チェーンの居酒屋だが古民家のような立派な店舗

新幹線改札口に向かう

いよいよ東京へ帰る

東京行き最終列車

八戸→東京(東北新幹線はやぶさ指定6回目)
半分くらいの乗車率でやってきた。指定をする必要があるので指定してあるが、老夫婦が座ってる。
盛岡まで指定をしないで乗るパス保有者だろう。

ビールを3本飲んでほろ酔いに。東京駅から横浜に帰るのが面倒だ。

東京駅到着は23:04であと数本到着するのみで、発車する新幹線はない。

4日目(最終日)乗車距離と参考価格
921.2km
乗車券15,550円+料金6,600円=22,150円

4日間合計
1086.6km+464.9km+438.6km+921.2km
2911.3km

乗車券
17,610円+7,700円+7,480円+15,550円
=48,340円

料金
15,500円+5,760円+1,910円+6,600円
=29,770円

合計 78,110円相当

乗車券は連続して購入できる区間もあるので、若干安くなる。三陸鉄道は企画乗車券を買わないと、久慈で途中下車できないので厳密には少し価格が違う。