船員法の基本のキホン

第一条
この法律において「船員」とは、日本船舶又は日本船舶以外の国土交通省令で定める船舶に乗り込む船長及び海員並びに予備船員をいう。

第二条
この法律において「海員」とは、船内で使用される船長以外の乗組員で労働の対償として給料その他の報酬を支払われる者をいう。
2この法律において「予備船員」とは、前条第一項に規定する船舶に乗り組むため雇用されている者で船内で使用されていないものをいう。

第三条
この法律において「職員」とは、航海士、機関長、機関士、通信長、通信士及び国土交通省令で定めるその他の海員をいう。
2この法律において「部員」とは、職員以外の海員をいう。

用語をきちんと理解しないといけない。

船員=船長+海員+予備船員

海員=船長以外の乗組員

職員=航海士、機関長、機関士、通信庁、通信士その他決められた海員

部員=上の偉い人(職員)以外の海員

たとえば、日本のフェリーの食堂の従業員を考える。
日本の船舶のに乗り組んでいるから、船員。
船内で働く乗組員だから、海員。
職員ではないから、部員。

船長はいちばん少なくて、船員だけ。

海員会館という船員の福利厚生施設があるが、船長は利用できないのだろうか。

船員法の気になる条文

船員法の15条が知らない人にとってはけっこう鮮烈。

第十五条
船長は、船舶の航行中船内にある者が死亡したときは、国土交通省令の定めるところにより、これを水葬に付することができる。

国土交通省令の定めるところにより、が重要で、伊豆諸島に行く船の中で乗客が亡くなったので、水葬にした、ということはあり得ない。

この定めるところというのは、条件があってすべて満たさないと水葬にはできない。

①船舶が公海にあること。
②死亡後二十四時間を経過したこと。ただし、伝染病によつて死亡したときは、この限りでない。
衛生上死体を船内に保存することができないこと。ただし、船舶が死体を載せて入港することを禁止された港に入港しようとするときその他正当の事由があるときは、この限りでない。
④医師の乗り組む船舶にあつては、医師が死亡診断書を作成したこと。
⑤伝染病によつて死亡したときは、十分な消毒を行つたこと。

船員法施行規則にはさらに細かく決められている。

第五条 船長は、死体を水葬に付するときは、死体が浮き上らないような適当な処置を講じ、且つ、なるべく遺族のために本人の写真を撮影した上、遺髪その他遺品となるものを保管し、相当の儀礼を行わなければならない。

罰則もある。

船員法 第百二十六条
船長が次の各号のいずれかに該当する場合には、三十万円以下の罰金に処する。
4第十五条の規定に基づく国土交通省令に違反して水葬に付したとき。

船舶や海事には独特の法律があって、興味深い。
少なくとも、去年の今ごろ勉強していた行政法よりずっとおもしろい。

港則法の適用港の数

港則法の適用を受ける港の数は試験に出るのだが、はっきりと数が書いていないので、法令から数え上げるしかない。

何度も確認したが、誤っている可能性もあるのでそのときは責任を負いません。

港則法の適用を受ける港は500、そのうち特定港は87(平成二九年九月二一日政令第二四七号)

大切な数字とは思えないが、試験に出るのだから仕方がない。

都道府県 港名 特定港
北海道 枝幸、雄武、紋別、網走、羅臼、根室、花咲、霧多布、厚岸、釧路、十勝、えりも、様似、浦河、苫小牧、室蘭、伊達、森、臼尻、函館、松前、福島、江差、瀬棚、寿都、岩内、余市、小樽、石狩湾、増毛、留萌、苫前、羽幌、天塩、稚内、青苗、天売、焼尻、沓形、鬼脇、鴛泊、香深、船泊 43 9
青森 深浦、鯵ヶ沢、小泊、三厩、平館、青森、小湊、野辺地、大湊、川内、脇野沢、佐井、大間、大畑、尻屋岬、むつ小川原、八戸 17 3
岩手 久慈、八木、宮古、山田、大槌、釜石、大船渡、広田 8 1
宮城 気仙沼、志津川、女川、鮎川、荻浜、渡波、石巻、仙台塩釜 8 2
秋田 象潟、金浦、平沢、本荘、秋田船川、戸賀、北浦、能代 8 1
山形 酒田、加茂、由良、鼠ヶ関 4 1
福島 相馬、四倉、江名、中之作、小名浜 5 2
茨城 平潟、大津、会瀬、日立、常陸那珂、那珂湊、大洗、鹿島 8 2
茨城 銚子 1
千葉
千葉 勝浦、白浜、館山、木更津、千葉 5 2
東京 岡田、波浮、元町、新島、大久保、神湊、八重根 7
東京 京浜 1 1
神奈川
神奈川 横須賀、三崎、真鶴 3 1
新潟 姫川、能生、直江津、柏崎、寺泊、新潟、岩船、両津、羽茂、小木 10 3
富山 魚津、伏木富山、氷見 3 1
石川 七尾、穴水、宇出津、小木、飯田、輪島、福浦、滝、金沢 9 2
福井 内浦、和田、小浜、敦賀、福井 5 2
静岡 熱海、網代、伊東、稲取、下田、手石、松崎、宇久須、土肥、戸田、静浦、沼津、田子の浦、清水、焼津、大井川、榛原、相良、御前崎、浜名 20 2
愛知 伊良湖、福江、泉、三河、東幡豆、吉田、一色、衣浦、師崎、篠島、豊浜、内海、常滑、名古屋 14 3
三重 桑名、四日市、千代崎、津、松阪、宇治山田、鳥羽、波切、浜島、五ヶ所、長島、引本、尾鷲、木本 14 1
京都 久美浜、浅茂川、間人、中浜、本庄、伊根、宮津、舞鶴、野原、田井 10 2
大阪 深日、阪南、泉州 3 2
大阪 阪神 1 1
兵庫
兵庫 明石、東播磨、八木、姫路、相生、赤穂、津居山、柴山、香住、浜坂、岩屋、津名、洲本、由良、福良、湊、都志、郡家、富島 19 2
和歌山 新宮、宇久井、勝浦、浦神、古座西向、串本、日置、田辺、日高、由良、湯浅広、和歌山下津 12 2
鳥取 米子、赤碕、鳥取、網代、田後 5 0
鳥取 1 1
島根
島根 益田、三隅、浜田、江津、仁万、久手、大社、恵曇、加賀、七類、美保関、松江、安来、西郷、浦郷 15 1
岡山 日生、片上、鶴海、牛窓、西大寺、小串、岡山、宇野、日比、琴浦、味野、下津井、水島、笠岡 14 2
広島 福山、尾道糸崎、忠海、竹原、安藝津、呉、広島、大竹、土生、重井、佐木、瀬戸田、鮴崎、木ノ江、御手洗、大西、蒲刈、厳島 18 4
山口 岩国、久賀、安下庄、小松、柳井、室津、上関、平生、室積、徳山下松、三田尻中関、秋穂、山口、丸尾、宇部、小野田、厚狭、小串、特牛、角島、粟野、仙崎、萩、須佐、江崎 25 6
山口 関門 1 1
福岡
徳島 撫養、今切、徳島小松島、富岡、橘、由岐、日和佐、牟岐、浅川、宍喰 10 1
香川 豊浜、観音寺、仁尾、詫間、多度津、丸龜、坂出、香西、高松、志度、津田、三本松、引田、坂手、内海、池田、土庄、直島 18 2
愛媛 深浦、宇和島、吉田、三瓶、八幡浜、川之石、三崎、三机、長浜、郡中、松山、北条、菊間、今治、吉海、壬生川、西条、新居浜、寒川、三島川之江、岡村、宮浦、伯方 23 4
高知 甲浦、室戸岬、室津、奈半利、高知、宇佐、須崎、久礼、上ノ加江、佐賀、上川口、下田、清水、宿毛湾 14 1
福岡 加布里、博多、大島、芦屋、苅田、宇島、三池、大牟田、若津 9 2
佐賀 呼子、唐津、住ノ江、諸富 4 1
佐賀 伊万里 1 1
長崎
長崎 島原、口之津、小浜、茂木、脇岬、長崎、三重式見、瀬戸、松島、大村、崎戸、佐世保、相浦、臼浦、江迎、田平、松浦、今福、福江、富江、玉之浦、岐宿、奈留島、奈良尾、有川、青方、小値賀、平戸、津吉、生月、大島、芦辺、郷ノ浦、勝本、比田勝、佐須奈、厳原、豆酘 38 3
熊本 水俣、佐敷、八代、三角、熊本、百貫、長洲、合津、姫戸、本渡、牛深、富岡、鬼池 13 2
福岡 中津 1 0
大分
大分 長洲、高田、竹田津、国東、守江、別府、大分、佐賀関、臼杵、津久見、佐伯、蒲江 12 1
宮崎 北浦、延岡、上々呂、細島、宮崎、内海、油津、外浦、福島 9 1
鹿児島 志布志、内之浦、大泊、大根占、鹿屋、垂水、福山、加治木、鹿児島、喜入、山川、枕崎、野間池、串木野、川内、阿久根、米ノ津、西之表、島間、中甑、手打、一湊、宮之浦、名瀬、古仁屋 25 3
沖縄 金武中城、那覇、渡久地、運天、平良、石垣 6 2
500 87

乗船履歴の計算

解説書もなくよくわからなかった乗船履歴の計算。
過去15年を超えるものは計算せず、なおかつ5年以内の履歴がないといけない。
たとえば、履歴が3年以上必要であれば、15年以内に2年11ヶ月あって、5年以内に1ヶ月あれば受験資格がある。反対に、15年以内に履歴が10年あっても、5年以内に乗船履歴がないと受験資格がない。

例題
五級海技士(航海)の試験を受けるには、
総トン数10トン以上の船舶に乗り組み3年以上船舶の運航に携わった履歴
又は、
総トン数20トン以上の船舶に六級海技士(航海)の資格で船長又は航海士として1年以上乗り組んだ履歴
が必要です。

① 総トン数38トンの船舶に乗り組み、8ヶ月船舶の運航に携わった履歴
② 総トン数57トンの船舶に乗り組み、3ヶ月船舶の運航に携わった履歴
③ 総トン数96トンの船舶に、六級海技士(航海)の資格で、船長として9ヶ月乗り組んだ履歴

単純に①8ヶ月、②3ヶ月を足しても3年に足らず、③は1年に足らない。ところが、これらを合算できる。

ポイント(ここがわからなかった)

20トン以上の船舶に六級海技士(航海)の資格で船長または航海士として1年乗り組むと、10トン以上の船舶に乗り組みの方の3年乗船したのと同じ価値と考える。

1年と3年だから、1年の方に1年乗船したら3年分乗ったのと同じ、ということ。

だから、③は9ヶ月しか乗船していなくても、3倍の27ヶ月乗船して合算する。

だから、①+②+27ヶ月だから、38ヶ月になって、36ヶ月(3年)を超えるので、乗船履歴が認められて受験資格がある。

Aという条件で1年以上、Bという条件で2年以上だったら、Aという条件は2倍してBと合算するということ。9ヶ月15日だったら、2倍すると18ヶ月30日、30日で一ヶ月と計算するから、19ヶ月になる。

勉強をはじめる

去年は二つの資格試験を受けて、二匹のうさぎを追った状態になった。
今年はその二つはやめて、違う勉強をはじめた。試験は9月なので、去年の11月より早い。二次試験が12月にあって、1月には発表がある。

特殊性の高い試験であることと、受験者が少ないので参考書類も少ないこと、範囲が広いことが難しくしているだけで、十分対策をすれば十分合格できる(はず)

やるからには成功しないといけないので、今年は慎重に着実に行く。

今年の行政書士試験問題より

行政書士試験は300点満点で法令科目が244点、一般知識問題が56点の合計300点満点で、180点以上得点すると合格することができる。ただし、厄介な基準がもう一つある。
それは、一般知識問題は24点以上得点しないといけない。法令が244点満点でも一般知識が20点の合計264点でも不合格になる。そしてこの一般知識問題は何が出題されるかわからない。
今までの傾向から、政治・経済関連問題、情報科学、文章理解が繰り返し出題されていて、予備校は政治・経済問題と文章理解に力を入れて教えている。ところが、今年の問題では難問・奇問が出題されて、文章理解は易しかったものの、情報科学のに偏った出題で文系受験者は苦労したもよう。ぼくは反対に44点という過去見たこともない得点が得られたが、肝心の法令ができていないのでどうしようもない。
今年ナンバーワンの奇問がこれ。

予備校の先生や生徒が実務に関係ないじゃないか、と言っていたが試験の内容のほとんどが実務など関係ない。日本国憲法は最高法規として仕方がないとして、訴訟できないのに行政事件訴訟法を勉強するのもほとんど意味がない。判例をたくさん勉強するが、そもそも訴訟に関係がないのが行政書士なのだから、どこまで関係あるのか。
他の問題からも予備校の予想はまったく当たらなかったところが多かったので、文章理解が易しかったからそこで3題(つまり全問)正解して云々と言い訳。
予備校のデータが年内に出そろい、来年の1月29日の合格発表まで悶々とした日々を過ごす受験生が多い。ぼくは壊滅状態なので期待ゼロ。

試験終わる

受験会場は立正大学品川キャンパス。品川といっても、最寄り駅は大崎広小路(東急池上線)、JRは五反田と大崎駅で、品川キャンパスというのは品川区だからだろう。
いとこと、うちのお客さん、絵里子さんの夫(僧侶)もこの大学の出身。構内は特に仏教の大学ということを感じることもない。龍谷大学の図書館で勉強していたとき、学生食堂に行くとどう見てもお坊さんが何人も食事をしていた。先生なのだろうか。
こちらの試験も行われていた様子。

自分の受験番号の席には、やはりこれが置かれている。

宅建士の試験の封筒より大きいサイズで(角2形)タブレットも入りそう。大学受験の時までに注意がなかったのはこの項目や、万一地震などの災害が起きたら試験監督員の指示に従えということ。試験監督員がそれだけの訓練をしているわけではないだろうが、試験監督員の注意事項が聴き取れない可能性があるということで(推測)耳せんの使用もできない。机の上に置いていいものに入っていないという理由で、ハンカチも机の上に置くなと注意されていた。カンニングしたところで受かるような試験ではないのに。
試験時間は3時間なのと、受験者の年齢層が20代から推定60代以上と広いので(若くない人が多い)試験中に手を上げて試験監督員と共にトイレに行く受験生も教室およそ50人で5~6人はいた。ぼくは会場に着いてから、集合前、とトイレに行ったが開始前に自信がなくなっていたところ、試験監督員も例年のことと付き添いも嫌なのだろう、今のうちにトイレに行ってもいいと言ったら、10人近くにまぎれてトイレに行った。おかげで3時間の試験時間は何とか乗り切った。
突然ブリ(手のひらより大きいサイズ。スーパーには売っていない)

居酒屋でブリのカマ本日1つ限定が500円という激安価格だったので食べて、帰りの電車の中で発表された解答速報で見てみると、一般知識が56点満点で驚異の44点を取ったが、法令ではまったく足りず合格はゼロではないものの、限りなくゼロに近い得点だった。その理由は、記述式の配点が20点×3つ=60点もあって、予備校が予想する解答は記号の択一式のみで、記述式の配点はまったく公表されていないから。
といっても、択一式が易しかったらしいので、記述式の採点は厳しくなるので、さらに可能性がゼロに近くなる。ただ、合格すれば行政書士として登録したいし、そうなると旅行業はできなくなるので、そう考えると落ちてあきらめがついた(まだ落ちていないが)
数年続けていたり、高い授業料を予備校に払ったり、どうしても合格しなければならない人から比べれば幸せな環境。10ヶ月くらい勉強して、結果は残念だったものの視野が少し広がったので良かった。
あとは二週間後に迫った宅建士がせめて合格していますように。

いよいよ明日

試験が終わるのでうれしい。もううんざり。
ここ最近、行政法の過去問のみ。答えを覚えた状態。
今晩はお酒を控えようと思ったが、眠れないと嫌なので飲むことにしよう。
明日は昼からなので起きられないということもないし。
明日の夜はすっきり居酒屋。

毎日行政法

範囲が広くやる気も失せたので、行政法の過去問のみ繰り返している。
11年分で200題くらい、答えをだいたい覚えた。
もちろん、1番だの2番だのの答えを覚えたわけではない(あたりまえ)
こんなことで通用はしないだろうが、もう試験が終わって自由に仕事をしたり好きなことをする方が楽しみ。

住民訴訟

地方自治法の住民訴訟の要件が覚えられない。
次のア~オのうち、地方自治法の定める住民訴訟における請求として行うことができるものはいくつあるか。

ア、公金の支出を行うことを当該普通地方公共団体の長に対して義務付ける請求
イ、執行機関に対する財産の管理を怠る事実の違法確認の請求
ウ、公金の支出の相手方に対して損害賠償請求をすることを執行機関に対して求める請求
エ、違法な公金の支出に関与した職員に対する懲戒処分を懲戒権者に対して求める請求
オ、財産の管理又は処分のために行われた行政処分の取消し又は無効確認の請求

  1. 一つ
  2. 二つ
  3. 三つ
  4. 四つ
  5. 五つ

 
誰が考えついたのか、個数問題と呼ばれるいやなやつ。5つの肢の正誤が判断できてはじめて正解できる。ひとつひとつは基本的な肢でも、個数問題になると正答率が一気に下がるらしい。
ポイントはこれ。
住民訴訟は、以下の4つの類型が法定されている(地方自治法第242条の2第1項)。
【1】「差止めの請求」
【2】「取消し又は無効確認の請求」
【3】「怠る事実の違法確認の請求」
【4】「相手方に損害賠償又は不当利得返還の請求をすることを求める請求」
ア、公金の支出を行うことを当該普通地方公共団体の長に対して義務付ける請求
イ、執行機関に対する財産の管理を怠る事実の違法確認の請求
ウ、公金の支出の相手方に対して損害賠償請求をすることを執行機関に対して求める請求
エ、違法な公金の支出に関与した職員に対する懲戒処分を懲戒権者に対して求める請求
オ、財産の管理又は処分のために行われた行政処分の取消し又は無効確認の請求
イ、ウ、オの3つ。
要件4つがそらで言えるようにならないと得点できない。

今年(2017年)の宅建の問題より

問9 1億2000万円の財産を有するAが死亡した。Aには、配偶者はなく、子B、C、Dがおり、Bには子Eが、Cには子Fがいる。Bは相続を放棄した。
また、Cは生前のAを強迫して遺言作成を妨害したため、相続人となることができない。この場合における法定相続分に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
1 Dが4000万円、Eが4000万円、Fが4000万円となる。
2 Dが1億2000万円となる。
3 Dが6000万円、Fが6000万円となる。
4 Dが6000万円、Eが6000万円となる。
問題文中の強迫とは、民法用語で強迫とは無理強いをして相手の意思決定を妨げること、脅迫は刑法用語なので少し違う。
第939条 相続の放棄をした者は、その相続に関しては、初めから相続人とならなかったものとみなす

第887条
  1. 被相続人の子は、相続人となる。
  2. 被相続人の子が、相続の開始以前に死亡したとき、又は第891条の規定に該当し、若しくは廃除によって、その相続権を失ったときは、その者の子がこれを代襲して相続人となる。ただし、被相続人の直系卑属でない者は、この限りでない。

Bは相続を放棄していて、相続権を失ったのではないので代襲相続しない。だから、子Eは相続人にはならない。

相続放棄→子は代襲相続しない

Cは廃除されているので、子Fは代襲して相続人になる。

相続欠格→子は代襲相続する

Eは0だから、選択肢2と3が残り、DとFで2分の1ずつ6000万円の3が正解。
常識的に考えるとちょっと腑に落ちない。自分の父が祖父の相続を放棄したら自分は1円ももらえず、自分の父が強迫して相続人になれなくても、その子どもは相続人になれる。
おかしいじゃないか、と言ってみても法律はそんなもので、すべて条文にないからで終わる。
相続は奥が深く、条文もかなりの数があって、あらゆる想定をしているように感じる。亡くなった人の最後の意思を尊重すること、それが遺言のすべてだから複雑になるのも仕方がない。

気が抜けて勉強に身が入らず

最後の一週間はほぼ宅建の勉強ばかりしていたので、気が抜けて次の勉強に身が入らない。
おまけに34点という超ギリギリ点を取ってしまったので、予想サイトから目が離せない。
予備校や講師が予想した点をまとめたもの。
ここ
http://takken-sokuhou.com/
おおかたの予想は昨年より少し難しかったので、昨年と同じ35点または34点。33点と予想しているところもある。
毎年当たっているところが33点と出しているので、33点の人はもっとハラハラしているだろう。
久しぶりのマークシート、それも慣れている縦ではなくて横なので塗りにくいったらありゃしない。
今週中頃から大手予備校のデータが発表になるので、もう少し正確なデータが出そう。
あと一点、33~35点の人は全員思っているのだから、たとえ合格点が35点で落ちてもそれは実力。
受かっても使うことはなさそうなので、まあいいかと。