今年の行政書士試験問題より

行政書士試験は300点満点で法令科目が244点、一般知識問題が56点の合計300点満点で、180点以上得点すると合格することができる。ただし、厄介な基準がもう一つある。
それは、一般知識問題は24点以上得点しないといけない。法令が244点満点でも一般知識が20点の合計264点でも不合格になる。そしてこの一般知識問題は何が出題されるかわからない。
今までの傾向から、政治・経済関連問題、情報科学、文章理解が繰り返し出題されていて、予備校は政治・経済問題と文章理解に力を入れて教えている。ところが、今年の問題では難問・奇問が出題されて、文章理解は易しかったものの、情報科学のに偏った出題で文系受験者は苦労したもよう。ぼくは反対に44点という過去見たこともない得点が得られたが、肝心の法令ができていないのでどうしようもない。
今年ナンバーワンの奇問がこれ。

予備校の先生や生徒が実務に関係ないじゃないか、と言っていたが試験の内容のほとんどが実務など関係ない。日本国憲法は最高法規として仕方がないとして、訴訟できないのに行政事件訴訟法を勉強するのもほとんど意味がない。判例をたくさん勉強するが、そもそも訴訟に関係がないのが行政書士なのだから、どこまで関係あるのか。
他の問題からも予備校の予想はまったく当たらなかったところが多かったので、文章理解が易しかったからそこで3題(つまり全問)正解して云々と言い訳。
予備校のデータが年内に出そろい、来年の1月29日の合格発表まで悶々とした日々を過ごす受験生が多い。ぼくは壊滅状態なので期待ゼロ。

試験終わる

受験会場は立正大学品川キャンパス。品川といっても、最寄り駅は大崎広小路(東急池上線)、JRは五反田と大崎駅で、品川キャンパスというのは品川区だからだろう。
いとこと、うちのお客さん、絵里子さんの夫(僧侶)もこの大学の出身。構内は特に仏教の大学ということを感じることもない。龍谷大学の図書館で勉強していたとき、学生食堂に行くとどう見てもお坊さんが何人も食事をしていた。先生なのだろうか。
こちらの試験も行われていた様子。

自分の受験番号の席には、やはりこれが置かれている。

宅建士の試験の封筒より大きいサイズで(角2形)タブレットも入りそう。大学受験の時までに注意がなかったのはこの項目や、万一地震などの災害が起きたら試験監督員の指示に従えということ。試験監督員がそれだけの訓練をしているわけではないだろうが、試験監督員の注意事項が聴き取れない可能性があるということで(推測)耳せんの使用もできない。机の上に置いていいものに入っていないという理由で、ハンカチも机の上に置くなと注意されていた。カンニングしたところで受かるような試験ではないのに。
試験時間は3時間なのと、受験者の年齢層が20代から推定60代以上と広いので(若くない人が多い)試験中に手を上げて試験監督員と共にトイレに行く受験生も教室およそ50人で5~6人はいた。ぼくは会場に着いてから、集合前、とトイレに行ったが開始前に自信がなくなっていたところ、試験監督員も例年のことと付き添いも嫌なのだろう、今のうちにトイレに行ってもいいと言ったら、10人近くにまぎれてトイレに行った。おかげで3時間の試験時間は何とか乗り切った。
突然ブリ(手のひらより大きいサイズ。スーパーには売っていない)

居酒屋でブリのカマ本日1つ限定が500円という激安価格だったので食べて、帰りの電車の中で発表された解答速報で見てみると、一般知識が56点満点で驚異の44点を取ったが、法令ではまったく足りず合格はゼロではないものの、限りなくゼロに近い得点だった。その理由は、記述式の配点が20点×3つ=60点もあって、予備校が予想する解答は記号の択一式のみで、記述式の配点はまったく公表されていないから。
といっても、択一式が易しかったらしいので、記述式の採点は厳しくなるので、さらに可能性がゼロに近くなる。ただ、合格すれば行政書士として登録したいし、そうなると旅行業はできなくなるので、そう考えると落ちてあきらめがついた(まだ落ちていないが)
数年続けていたり、高い授業料を予備校に払ったり、どうしても合格しなければならない人から比べれば幸せな環境。10ヶ月くらい勉強して、結果は残念だったものの視野が少し広がったので良かった。
あとは二週間後に迫った宅建士がせめて合格していますように。

いよいよ明日

試験が終わるのでうれしい。もううんざり。
ここ最近、行政法の過去問のみ。答えを覚えた状態。
今晩はお酒を控えようと思ったが、眠れないと嫌なので飲むことにしよう。
明日は昼からなので起きられないということもないし。
明日の夜はすっきり居酒屋。

毎日行政法

範囲が広くやる気も失せたので、行政法の過去問のみ繰り返している。
11年分で200題くらい、答えをだいたい覚えた。
もちろん、1番だの2番だのの答えを覚えたわけではない(あたりまえ)
こんなことで通用はしないだろうが、もう試験が終わって自由に仕事をしたり好きなことをする方が楽しみ。

住民訴訟

地方自治法の住民訴訟の要件が覚えられない。
次のア~オのうち、地方自治法の定める住民訴訟における請求として行うことができるものはいくつあるか。

ア、公金の支出を行うことを当該普通地方公共団体の長に対して義務付ける請求
イ、執行機関に対する財産の管理を怠る事実の違法確認の請求
ウ、公金の支出の相手方に対して損害賠償請求をすることを執行機関に対して求める請求
エ、違法な公金の支出に関与した職員に対する懲戒処分を懲戒権者に対して求める請求
オ、財産の管理又は処分のために行われた行政処分の取消し又は無効確認の請求

  1. 一つ
  2. 二つ
  3. 三つ
  4. 四つ
  5. 五つ

 
誰が考えついたのか、個数問題と呼ばれるいやなやつ。5つの肢の正誤が判断できてはじめて正解できる。ひとつひとつは基本的な肢でも、個数問題になると正答率が一気に下がるらしい。
ポイントはこれ。
住民訴訟は、以下の4つの類型が法定されている(地方自治法第242条の2第1項)。
【1】「差止めの請求」
【2】「取消し又は無効確認の請求」
【3】「怠る事実の違法確認の請求」
【4】「相手方に損害賠償又は不当利得返還の請求をすることを求める請求」
ア、公金の支出を行うことを当該普通地方公共団体の長に対して義務付ける請求
イ、執行機関に対する財産の管理を怠る事実の違法確認の請求
ウ、公金の支出の相手方に対して損害賠償請求をすることを執行機関に対して求める請求
エ、違法な公金の支出に関与した職員に対する懲戒処分を懲戒権者に対して求める請求
オ、財産の管理又は処分のために行われた行政処分の取消し又は無効確認の請求
イ、ウ、オの3つ。
要件4つがそらで言えるようにならないと得点できない。

今年(2017年)の宅建の問題より

問9 1億2000万円の財産を有するAが死亡した。Aには、配偶者はなく、子B、C、Dがおり、Bには子Eが、Cには子Fがいる。Bは相続を放棄した。
また、Cは生前のAを強迫して遺言作成を妨害したため、相続人となることができない。この場合における法定相続分に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
1 Dが4000万円、Eが4000万円、Fが4000万円となる。
2 Dが1億2000万円となる。
3 Dが6000万円、Fが6000万円となる。
4 Dが6000万円、Eが6000万円となる。
問題文中の強迫とは、民法用語で強迫とは無理強いをして相手の意思決定を妨げること、脅迫は刑法用語なので少し違う。
第939条 相続の放棄をした者は、その相続に関しては、初めから相続人とならなかったものとみなす

第887条
  1. 被相続人の子は、相続人となる。
  2. 被相続人の子が、相続の開始以前に死亡したとき、又は第891条の規定に該当し、若しくは廃除によって、その相続権を失ったときは、その者の子がこれを代襲して相続人となる。ただし、被相続人の直系卑属でない者は、この限りでない。

Bは相続を放棄していて、相続権を失ったのではないので代襲相続しない。だから、子Eは相続人にはならない。

相続放棄→子は代襲相続しない

Cは廃除されているので、子Fは代襲して相続人になる。

相続欠格→子は代襲相続する

Eは0だから、選択肢2と3が残り、DとFで2分の1ずつ6000万円の3が正解。
常識的に考えるとちょっと腑に落ちない。自分の父が祖父の相続を放棄したら自分は1円ももらえず、自分の父が強迫して相続人になれなくても、その子どもは相続人になれる。
おかしいじゃないか、と言ってみても法律はそんなもので、すべて条文にないからで終わる。
相続は奥が深く、条文もかなりの数があって、あらゆる想定をしているように感じる。亡くなった人の最後の意思を尊重すること、それが遺言のすべてだから複雑になるのも仕方がない。

気が抜けて勉強に身が入らず

最後の一週間はほぼ宅建の勉強ばかりしていたので、気が抜けて次の勉強に身が入らない。
おまけに34点という超ギリギリ点を取ってしまったので、予想サイトから目が離せない。
予備校や講師が予想した点をまとめたもの。
ここ
http://takken-sokuhou.com/
おおかたの予想は昨年より少し難しかったので、昨年と同じ35点または34点。33点と予想しているところもある。
毎年当たっているところが33点と出しているので、33点の人はもっとハラハラしているだろう。
久しぶりのマークシート、それも慣れている縦ではなくて横なので塗りにくいったらありゃしない。
今週中頃から大手予備校のデータが発表になるので、もう少し正確なデータが出そう。
あと一点、33~35点の人は全員思っているのだから、たとえ合格点が35点で落ちてもそれは実力。
受かっても使うことはなさそうなので、まあいいかと。

宅建士試験終わる

今年の資格試験の前哨戦、宅地建物取引士の試験がやっと終わった。
試験会場は新横浜駅からすぐの医療専門学校。
試験時間の90分前から30分前までに教室に入りなさいと。
机の上には既にこれが置いてある。

袋に入れて集めるのかと思ったら、かばんに入れるか椅子の下に置きなさいと。
タブレット端末用の封筒というのがあるらしい。時代の流れですな。
30分以上前に席についているので(試験時間の1時間以上前)勉強したり、トイレに行ったり。前立腺炎のおかげで頻尿になってトイレが心配。試験時間2時間は大丈夫だったものの、あと1時間はあやしいところ。
次の試験は3時間なので試験前に水分を極力摂らないようにした方がいいのかもしれない。
宅建試験は受験生も多く、学校や関連サイトも多いので解答速報が競争のようになっている。お世話になったサイトは、日本最速の試験終了10分後という早さ。
アクセスすると、何問かが保留になっていた。それでも30点は超えそうで、他のサイトも参考にして何とか35点。易しかった昨年の合格点が35点なので、これならいけそう。
そう思っていたら、解答がかわり、まんまと変わった解答で不正解になり34点に。
大手予備校は生徒のデータを集めて数日後に本格的な合格点予想を出すが、現段階でいろいろなところの合格点予想が34点。でもおまけに±1点がついているので、35点になる可能性もまだ残っている。
11月29日に発表されるが、不合格だと最悪の1点で落ちる、合格でもほぼギリギリ。資格試験は何でもギリギリに人がいちばん多く集まっているので、1点でも不合格は不合格で惜しいというよりただ残念。
もし不合格でも来年は受験しないので、不動産業の最低限の知識をつけた、ということで終了。
明日からは来月の本命の試験目指してまたがんばる。
題名もないシンプルな問題用紙

斜陽館、建築確認

建築確認が必要な建築物を覚えるために、具体的に考えてみる。
大規模建築物
木造:3階以上、500㎡超、高さ13m超、軒高9m超
このような建物の場合、新築、増改築・移転、大規模修繕・模様替えに建築確認が必要になる。
500㎡超とはどのくらいなのだろう。何度か行ったことがある、津軽にある太宰治の生家である斜陽館を考えてみる。斜陽館の床面積はおよそ1300㎡超なので、軽く建築確認が必要だった。それは当然として、太宰のお父さんは銀行業も営んでおり、借金の形で取り上げた土地がどんどん増えていき、一時は東京ドーム53個分、小作人を200人も抱えていた大地主だったそうだ。
単純に、斜陽館の半分くらいの大きさの建物、数字もイメージもつかんだ。

試験まで一週間を切って焦る

本命の試験ではないものの、せっかく勉強してきたので落ちるのは悔しい。
分野は違うものの教える仕事をプロとしてやってきたので、心得だけはわかる。
傾向も対策もわかった、問題はもう時間がないだけ。
肩こりのせいなのか、脇腹や胸、背中が痛い。肋間神経痛というものらしい。
もともと暗記が苦手なのでこの歳になって勉強してもあまり覚えられないという実感はないが、体のおかしなところが痛くなるのは加齢だろう。
あとは、夜にお酒を飲んでしまうので、昔より勉強せずに早く寝てしまうこと。
来週が終わると、さらに本命試験まで一ヶ月、一ヶ月は勉強しないといけない。さらに難しいので気が重い。

用途地域

苦手としている法令問題の要である用途地域。
国交省のページにイラスト付で載っている。
なんかわかるようなわからないような…
 

第一種低層住居専用地域
イラスト
低層住宅のための地域です。
小規模なお店や事務所をかねた住宅や、小中学校などが建てられます。
第二種低層住居専用地域
イラスト
主に低層住宅のための地域です。
小中学校などのほか、150m2までの一定のお店などが建てられます。
第一種中高層住居専用地域
イラスト
中高層住宅のための地域です。
病院、大学、500m2までの一定のお店などが建てられます。
第二種中高層住居専用地域
イラスト
主に中高層住宅のための地域です。
病院、大学などのほか、1,500m2までの一定のお店や事務所など必要な利便施設が建てられます。
第一種住居地域
イラスト
住居の環境を守るための地域です。
3,000m2までの店舗、事務所、ホテルなどは建てられます。
第二種住居地域
イラスト
主に住居の環境を守るための地域です。
店舗、事務所、ホテル、カラオケボックスなどは建てられます。
準住居地域
イラスト
道路の沿道において、自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居の環境を保護するための地域です。
近隣商業地域
イラスト
まわりの住民が日用品の買物などをするための地域です。
住宅や店舗のほかに小規模の工場も建てられます。
商業地域
イラスト
銀行、映画館、飲食店、百貨店などが集まる地域です。
住宅や小規模の工場も建てられます。
準工業地域
イラスト
主に軽工業の工場やサービス施設等が立地する地域です。
危険性、環境悪化が大きい工場のほかは、ほとんど建てられます。
工業地域
イラスト
どんな工場でも建てられる地域です。
住宅やお店は建てられますが、学校、病院、ホテルなどは建てられません。
工業専用地域
イラスト
工場のための地域です。
どんな工場でも建てられますが、住宅、お店、学校、病院、ホテルなどは建てられません。

(国交省まちづくりページより)
なんとなく耳にしたことはあっても、はじめて勉強で出てきた。
自分の住んでいる町を調べてみたら、第一種住居地域だった。3000平方メートルまでのホテルや事務所、店舗が建てられる。
子安小学校がある文教地区なので、パチンコ店などの風俗店は営業できない。
工業専用地域でも、資材置き場のための土地は宅地に当たる。こんなの試験に出ていた。

理由がないとみえるときとは

風邪を引いたものの、のどが痛いだけで済んだのでなんとか勉強はできたので良かった。
苦手としている(単なる勉強不足)行政事件訴訟法で、条文を読んでいるとわからなくなることが多い。法律用語の独特な言い回し、どうしてこんなにわかりにくいのだろう。

(執行停止)
第二十五条 処分の取消しの訴えの提起は、処分の効力、処分の執行又は手続の続行を妨げない。
妨げない→邪魔をしない→影響しない、と勝手に読み替える。
処分の取り消しの訴えを起こしても、処分の効力、処分の執行又は手続の進行には影響しない、と読み替える。
4 執行停止は、公共の福祉に重大な影響を及ぼすおそれがあるとき、又は本案について理由がないとみえるときは、することができない。
第三十七条の五 
2 差止めの訴えの提起があつた場合において、その差止めの訴えに係る処分又は裁決がされることにより生ずる償うことのできない損害を避けるため緊急の必要があり、かつ、本案について理由があるとみえるときは、裁判所は、申立てにより、決定をもつて、仮に行政庁がその処分又は裁決をしてはならない旨を命ずること(以下この条において「仮の差止め」という。)ができる。
執行停止…理由がないとみえるときは、することができない。
理由がないとみえるとき→取消訴訟を進めても取消が認められなそうなとき。
差止訴訟を起こして、理由があるとみえるときは、仮の差止めを命ずることができる。
理由があるとみえるとき→差止訴訟を進めると差止が認められそうなとき。
負けそうならできない、勝てそうならできる、というニュアンスの違いだった。
執行停止は一度した処分をくつがえすことになるので、簡単には認めませんよ、というメッセージ。
差止訴訟の要件としても、理由があるとみえるときがある。
少しずつ慣れてはきたが、試験に間に合うかどうか…