少年の行方

和歌山と徳島を結ぶ、南海フェリーにひとりで乗った少年がいた。
確かに乗船したはずが、徳島港では半券が回収されず、下船の姿もカメラに写っていなかった。
巡視艇四隻、ヘリコプター二機で捜索したが見つからず、捜索願も出ていない。
それから一ヶ月経ったが何もわかっていないそうだ。
宮崎出身の同級生から、こんな話を聞いたことがある。
「宮崎から小学生の時にフェリーに乗ったことがあるよ」
別にめずらしい話ではない。
「小学生の時に同級生とトラックの荷台で遊んでいて、気がついたらフェリーの中だった」
船の人に訳を話して、ごはんなど食べさせてもらったらしい。
今はなくなってしまった、日本カーフェリーの川崎〜日向市航路だろう。
関東から福岡までおよそ1100キロだが、川崎から宮崎は海を通ると800キロ。
スピードも速く、たしか17時間くらいで結んでいた。
詳しくは聞かなかったが、学校も休んだかもしれない。
大阪〜宮崎は需要があり生き残っている。
2等寝台が多い船で、宮崎の学校が修学旅行で一学年全員が乗れるようになっているらしい。
修学旅行生と船で一緒になったことがあるが、2等雑魚寝のグループとベッドのグループがいた。
高校の修学旅行が小笠原父島だったが、女子は一等で男子は二等だったと聞いたことがある。
修学旅行行きたいなあ。それは楽しかったからではなく、今ならこうするのにといろいろあるから。
お酒飲んだり、お酒飲んだり。
どこが修学だ。
社員旅行だという突っ込みは受け付けません。

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