おもしろかったので、神奈川県のサイトからまるまる転載。
ぼくたち山羊(ヤギ)は、荒れた農地の草を食べてきれいにすることで、いつでも耕作できるように戻したり、鳥獣の被害を減らしたり、地域の皆さんと触れ合う機会をつくったりと、いろんな仕事をしているよ。そんな仕事ぶりを紹介しちゃいます。
県西地域では農家の後継者不足などにより、耕作されず放置されてしまった農地(耕作放棄地)が増えています。耕作放棄地は、雑草が生い茂ったり、崩れたりして周囲の土地に被害をもたらし、病害虫や有害鳥獣の発生源となっています。そこで、耕作放棄地を適正な状態に保つため、草刈りに山羊を活用しようという試みが「草刈りだいすきもぐもぐ隊」です。平成22年度から24年度まで県西地域県政総合センターと2市7町(小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、湯河原町)、独立行政法人家畜改良センター茨城牧場長野支場が共同で実施し、その効果や課題を検証しています。
ぼくたち山羊のいろんな特長が、人に代わって草刈りをするのに適しているから抜てきされたんだよ。
ぼくたち山羊のいろんな特長が、人に代わって草刈りをするのに適しているから抜てきされたんだよ。
どんな草でもよく食べる |
丈夫で寒さに強い |
小型でおとなしい |
寂しがりで群れる習性があり逃げ出さない |
人によくなつく |
地域交流の場で大活躍 |
山羊は2頭1組で1カ月におおよそ10アール(1,000平方メートル)の草を食べます。草刈りの様子は写真のとおり!なかなかの働き者です。
刈り払い機などの機械類を使わないため、燃料消費がなく、CO2の発生が少なくなります。
また刈った草を処分する必要がなく、ふんは肥料になります。
草を刈った場所では、有害鳥獣のすみかが減ったり、病害虫が発生しなくなるといった効果があります。
山羊との触れ合いを通じて地域を知り、交流を深める催しは好評で、このような機会が増えています。
【問合せ】
県西地域県政総合センター農地課 [電話]0465(32)8000 [ファックス]0465(32)8111か、
小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、湯河原町の各農政担当課