北陸新幹線が開業し、平行している在来線が第三セクターになる。
直江津から金沢を経て敦賀まで走っていたこの車両も新型車両に置き換えられ、最後は富山と直江津を結んでいた。
最後の急行形車両。気動車(ディーゼル車)もあったが、既に全廃し、全国で走っていた急行形電車がここにだけ残った。
登場から50年、急行で走っていたのは半分以下の20年で、残りは普通列車として通勤通学の足になった。
古くても急行形、東海道線などのオンレンジと緑の電車より乗り心地は良かった。
これに乗りたくて夜行に乗っていったこともあった。
新入りがやってきて、老兵は去る。
テーブルには栓抜きもついていた