SIMロック解除

総務省が携帯電話のSIMロック解除をしなさいと携帯電話事業者にはたらきかけている。
携帯電話にはSIMカードというICカードが入っていて、これに契約者の氏名や電話番号などが入ってる。
auは電波形式が少し違うのだが、ソフトバンクとドコモは同じ方式なので、このSIMカードを挿し換えればそのまま使えるはず。
ところが、携帯電話事業者が端末(電話機)にロックをかけて、他の事業者のカードは使えないようにしている。
これは日本の携帯電話の販売方法が特殊で、数万円の端末を安く提供する代わりに、一定期間使ってもらって通話料や基本使用料で相殺しておこうというしくみ。
さらに、販売店に高いインセンティブ(手数料)を払っている販売方式も欧米とは違う。
欧米は家電のように端末を購入して、電話会社には個別に契約してカードを挿して使う。
日本の携帯電話は元々安売りしているので、端末を使ってもらわないと困るのだ。
この販売方式を改めていこうというのが総務省の方向性で、消費者が自由に携帯電話事業者を選べるようにしようということだ。
携帯電話事業者もしぶしぶ承諾して、今月5月から発売された端末はすべてSIMロック解除が無料で受けられる。
ただし、契約から180日経たないとSIMロックカード解除はやってもらえない。
これは前述のように日本では端末を安売りしているので、外国人が(どこの国とはいわないが)不正に契約して解約、そのまま端末を外国に持っていかれるのを防ぐためだ。
このおかげで、購入してすぐに海外旅行などで外国で使うことが出来なくなってしまった。
今までは有料でSIMロック解除が受けられて(3000円くらい)その端末を外国に持っていき、外国で販売されているSIMカードを購入すれば海外で携帯電話を使用することができた。これだと、海外で日本の事業者の携帯電話を使用するより格段に安い。
SIMロック解除をすれば携帯電話の販売方法も健全化されるのでは、という総務省の目論見が通用するほど携帯電話の利権は大きすぎる。