
新春らしく寒いが日本晴れ。
喪中でなにかひっかかったようなお正月。
まずは新型コロナウイルスが終息しないとどうにもならない。
いろいろなことを考えさせられた変革の2020年だった。
今からこれからを考えなければ。

横浜の旅行会社ハマトラベル まさとのブログ
新春らしく寒いが日本晴れ。
喪中でなにかひっかかったようなお正月。
まずは新型コロナウイルスが終息しないとどうにもならない。
いろいろなことを考えさせられた変革の2020年だった。
今からこれからを考えなければ。
朝は富士山がよく見えた。
新横浜方面
東京スカイツリー方面
サッシの窓とサッシの溝、さぼっていた窓のガラスをとめているゴムをきれいにした。
今年は大変な歳だったけれど、最後にたくさん旅に出られて充実した一年になった。
来年はどんな年になるのだろう。
豚肉のしゃぶしゃぶをめんつゆで食べる。
用意するのは長ネギをそぎ切りしたもの。よく切れるピーラーでやると便利。ふわふわした長ネギを、昆布を入れた水(お湯でも)に入れる。沸騰したら弱めて豚肉を入れる。
つけ汁はめんつゆ、お好みの濃さ。唐辛子でもいいし、柚子胡椒もいい。
豚肉をめんつゆ、完全に和風の味だけれど、今まであったようでなかったおいしい味。
旅行から帰ってきてからは、ひたすらブログ更新。長い旅行が続いたこと、ひとつのブログに数十枚の写真を載せるので、かなり大変。
年内には終わらそう。
発信し続けることでなにかあるだろう、とかすかな期待。
12月9日に購入したものの、電源ONと同時にうんともすんとも言わなくなったスチームクリーナー。やっと届いて、初期不良品は旅立っていった。
ジャパネットたかたでは、ケルヒャーのものが有名だが、それとほぼ同じ。同じ性能なら安いはず。これで12000円くらい。
今度は電源がしっかり入り、湯気がシュ~っと出てきた。
油の汚れを浮かせて、あとでこすったり洗剤で洗うという感じ。
それでもお風呂場などもきれいになるし、やっぱり便利。
ただ、窓ガラスは真冬で冷たいところに蒸気をかけると割れたという報告もあるので、やめておく。
12月21日から総武快速・横須賀線(直通運転先も)で新車の運転が開始された。
新車といっても上記線区用で、既に山手線で運転されている車両と同じ。違うのはトイレがあること、グリーン車を連結していること。
それでは、今走っているE217系とは何が違うか。
E217系の千葉方面3両はクロスシートであるが、新車であるE235系はオールロングシート。文句があるならグリーン車に乗れと。
車両としては新しいので、より故障の少ない車両になっているが、利用者として影響があるのは、狭い和式トイレから車椅子でも利用できる洋式トイレに変わること。これは東海道線などのE231系以降はすべて車椅子対応トイレになっているので目新しさはない。
新しい車両に乗ってみたいけれど、ロングシートになるのは非常に残念。クロスシートに座ろうと並んでいた場所にロングシートがやってきたら、それは新車。
今年度に8編成120両が置き換わり、最終的には745両が2~3年で置き換わるのだろう。
ちなみに、座席数はロングシートの方が少ないので、着席チャンスは少なくなる。
おされなキャンプ用品などが売っている。ランドマークとベイクォーター、南町田グランベリー、名古屋と福岡に店舗があるらしい。
そんなことはどうでもよくて、店名が気になる。
ジャックアンドまりえ
だったらどうしよう。石原真理恵関連とか。
画像ソフトにSusieというものがあった。当然スージーと読むのだが、私がスージーだと言ってもダンナがすしえだと言い張りますという投稿を見たことがある。
すしえなんて名前つけるかよ。
今年最後のGOTOトラベル地域クーポン。
あらかじめ予算を決めて買いに行く。
値札を見ると、昭和のようなコメント「ご相談ください」
ご相談すると「2000円引きです」と一秒で回答。
2000円安く買えたのはいいが、じゃあ2000円で何を買おう。
根っからの貧乏性なので、何でもいいから使うことができない。
あくまで自分がお金を出しても買うものでないと納得できない。
すべてのお店が使えるわけではないので、調べながら歩き回る。
結局、成城石井のワインが3本入った袋を3000円ちょっとで購入。
このワインもいつ飲めることか…
船は定刻710着だが、5時過ぎからトイレや洗面をする人の往来のドアの開け閉めがうるさい。大半の人はトラックドライバーなので朝が早いのか。
わざとではないので仕方がないが、入口にいちばん近く、入ってすぐの個室なのでどうしようもない。
港には送迎バスが待っていて、六甲ライナーアイランド北口経由、御影行き。アイランド北口までは無料だが、その先は一律230円。現金しか使えない。神戸空港へ行くポートライナーと六甲ライナーは同じ会社だが、接続していないのでアイランド北口で降りても意味がない。
JR住吉まで行き、JRに乗り換え三ノ宮で降りる。江ノ島と湘南江の島のように、JRだけが三ノ宮でその他の鉄道は三宮と表記。
御影に行くなら、足を伸ばして三ノ宮駅まで行ってくれればいいのに。
重い荷物をどうするか、スカイマークの手荷物の扱いは神戸空港の場合はカウンターが営業しているときはいつでもいい。それならロッカーなど入れずに先に預けてしまえばいい。
三宮から神戸空港は340円、一日乗車券は710円なので購入してもいいだろう。
最初の一回印字されただけで、それ以降は印字されなかった。
一日乗車券は現金でしか購入できなかった。通勤客でかなり混雑している。空港二駅手前の医療センターまで混雑は続いた。
ラウンジは保安検査を受けた後なので、搭乗直前しか利用できない。
無人運転なので一番前に座ることができる。
三宮で折り返して一駅乗車。
ポートライナー沿線にUCCコーヒー博物館があって、そちらにも行きたかったが臨時休館中だった。
元の建物の説明があった。
横浜正金銀行、どこかで聞いたことがある。この建物は神戸支店ということだが、本店は横浜だろうか。
現在の神奈川県立歴史博物館が、横浜正金銀行本店だ。横浜で貿易が行われるようになり、外国為替に有利になるように国策で銀行が作られた。正金とは現金のことで、のちの東京銀行(現在の三菱UFJ銀行)の前身とされる。東京銀行横浜支店を経て現博物館。
当時の国内支店
東京支店(後:東京銀行本店、東京三菱銀行東京営業部、現:三菱UFJ銀行日本橋支店)
京都支店(現:三菱UFJ銀行京都中央支店)
門司支店(現:北九州銀行門司支店)
神戸支店(現:神戸市立博物館)
長崎支店(昭和20年に日本銀行長崎支店、昭和24年に移転)
小樽出張所(現:三立機電本社)
格天井とは、木を組んで格子(こうし)形に仕上げた天井。
二階は特別展、1000円でまったく興味のない分野なので一階だけ観覧(無料)
あそこがあの辺だという土地勘がないので、あまり面白くない。
内容は少なめ。時間で流れる映像コーナーがあるが、小芝居があまり面白くない。
平賀源内記念館と同じくらいの展示量。入館無料なのでまったく文句はない。
神戸には3つのフェリーターミナルがあって、朝下船した六甲アイランド、ポートターミナル駅真ん前のポートターミナル、2014年開設された神戸三宮フェリーターミナル。三宮からは徒歩20分、または送迎バスなど。
宮崎フェリーは新造船の就航が決定しているので、もうまもなく引退。
神戸=一部小豆島寄港(坂手)=高松、深夜便があり安いので人気がある。
繁華街からすぐの三宮神社
商店街が参道の生田神社(いくたじんじゃ)
どうしても使わなければならない、兵庫県の地域クーポン券を利用するために、三宮駅界隈をさまよう。
再びポートライナーに乗り、まだ乗っていない区間へ。
もともとオレンジの路線で開通し、神戸空港開港に合わせて延伸された。
三宮での行き先表示は、北埠頭行き。
オレンジの路線は単線なので一方通行。
中公園で降りて神戸空港へ向かう。
キットカットはもらえたが、コーヒーは出なかった。今夜は川崎に宿泊。
ずっと見ていられる窓からの風景。
ひかりレールスターは新大阪=博多なので見る機会がない。乗ったこともない。そもそも東海道・山陽新幹線に最後に乗ったのは96年の0系こだま。
西日本にはさんざん行っているのに新幹線を選択していない。
小倉からオレンジカードを使ってきっぷを購入。
811系がやってきた。
ロングシート化改造をされている編成もあるが、転換クロスシート編成がやってきた。JR東日本が絶対導入しない転換クロスシート。首都圏はわかるとしても、管内全域に導入するのは固いクロスシートまで。
座席の向きだけで旅の気持ちが全く変わる。
今は亡きスペースワールド
スペースワールドは八幡製鉄所遊休地に作られ、2017年大晦日(厳密には2018年元旦)に閉園。イオン主体のアウトレットモールが2022年にオープンすべく、まったくの更地に工事中だった。
スペースワールドといえば、九州ではハウステンボスと並んで九州人の代表遊興施設。九州を旅していたとき、坊主頭の高校生がパンフレットを見ながら、スペースワールドに行こうと方言で話していたのを思い出す。
駅から徒歩5分くらいで見えるので迷わない。
2021年1月現在、入館には事前予約が必要。予約は1時間単位。
無駄に多い従業員の方々に迎えられ入館手続き。
生命の進化の道筋と人の歴史を展示解説し、未来へ向けてのわたしたちの生き方を考えるために「いのちのたび」をコンセプトとしています。来館された方が楽しみながら学習していただけるようにエンターテイメント性の高い展示を、壮大なスケールで繰り広げています。
展示空間は、来館者された方がまるでショッピングモールを散歩するような感覚で楽しく学んでいただけるように、アースモール、カルチャーモールと名づけたメインストリートを中心に、エンバイラマ館、探究館などの展示スペースを配置しています。(いのちのたび博物館より)
スペースワールドで展示されていたものを一度NASAに返還、2018年より展示再開。写真はピンぼけ。
ただの石だが、日本では国立博物館とここだけしかお目にかかれない。
生命の進化、高校生物では最後に学習する。高校生物のアプローチは細胞だから。生物の最小単位が細胞。細胞を勉強して組織を勉強して、最後に地球レベルの話になる流れ。
恐竜が目玉だろうか。骨は当然複製だが充実。
子どもは恐竜が好きだが、怪獣と同じイメージなのだろう。
定期的に動くアトラクション。おねーさんがナレーションと解説。
クビナガリュウなどいるが、首がこれだけ動くのはろくろ首みたい。
雷が大音響で鳴ったり、かなり迫力がある。
こうして博物館を支えていますコーナー
海鳥ペンギンモドキ
モドキとはいちばん失礼な命名だと思う。たまたま似ているからであって、偽物でもなんでもない。
文化コーナーが現れる。
雨に濡れないと行かれない展示スペース。好きだから仕方なく行く。
建物の作りが若干複雑で、順路があまりないのでわかりにくい。
北海道と共通の哀愁コーナー炭鉱。
八幡製鉄所社宅コーナー
西鉄の稲尾が抑えてくれるだろう、などと野球の話をしている音声が流れる。
この部屋に泊まりたいが、夜中は気持ち悪いだろう。
給食コーナーだ
自分が使っていたものが博物館に展示されるようになって、年齢を感じる。
街を上げて門司港レトロで観光客の集客に成功している。
回廊になっていて、中央にどこからも見える映像がある。
流れる映像はイメージ映像のような音楽とイリュージョンのようなもの。はっきりいって自己満足映像。
タッチできる大型モニターの横に入館券のQRコードをかざし、ゲームに参加することができる。
あらかじめ顔写真を撮っておくとこんな写真があとでダウンロードできる。
壇ノ浦の戦いでは安徳天皇、わずか8歳で道連れに亡くなっている。
歴史に関する展示は人形が多く、少し独特。
無料コーナーもある。
かけ足で観覧して小倉に戻る。
新門司港へのシャトルバスは新幹線口から発車する。
始発なのに既に5分遅れてきて、荷物を積み込むのに10分近く遅れて発車。
門司周辺の帰宅ラッシュと重なってさらに遅れる。
わかっているのに小倉駅に遅れてくる時点でたるんでいる西鉄バス。
メールに記載してくれればいいのに。GOTOトラベル適用だが、その旨を記載したメールの写しがあればその他には何もいらず。
スタンダードシングルはいわゆるドライバーズルームで、9000円(通常期)2等寝台であるスタンダード洋室は7430円、個室になる分少し高い。
個室のメリットは持ち込んだものを部屋で飲食できること。寝台ではロビーで食べることになっているので大きく違う。
インターネット割引で20%、さらにGOTO割引35%+地域クーポン15%が適用される。
着岸地である神戸、兵庫県の地域クーポン券を2000円分(2名だから)もらう。
小倉を出るときは地上デジタルはワンセグで画質が悪かったが、関西圏に入るときれいに写った。BSは常にきれいで受信。
枕元にあるのだが、図のように指で触れてもなにもおこらない。手のひらでベタッと触ると電気がついたり明るさの調整もできた。
乗船時に受け取ったが、これはずばりトラックドライバーに向けてのもの。フェリーといえばトラックが上客で、レストランではひと足早く乗ってひとっ風呂浴びて、レストランで宴会をしているのが常だった。すべて持ち込みではないにしても、多かれ少なかれ持ち込みをしているのは暗黙の了解だった。その雰囲気も家族連れ客にはいいものではないので、いっそ宴会ドライバーはレストランから排除しようと。
自販機のドリンクはソフトドリンクはほぼ定価だが、アルコールは若干高め。
新門司港は阪九フェリー、名門大洋フェリー、オーシャン東九フェリーが就航しているが、それぞれ乗り場が若干離れていて、それぞれ独自の送迎をしている。路線バスだと最寄りの停留所から15分程度あるくことになる。ある意味僻地。
オーシャン東九フェリーは東京=徳島=新門司と、東京港に入港する唯一のフェリーだが、無人トレーラー主体なので旅客施設は貧弱。
阪神=新門司フェリーは旅客も多く、施設もサービスも非常に充実している。
タオルを持ってきていなかったので、仕方なく売店でフェイスタオルを購入、230円也。
フェリーに大浴場は常識だが、露天風呂もある。露天風呂ははじめてなので楽しみにしていたが、混雑していたので寝る前に入ることに。
ふちに立ち上がると海がよく見えた。潮のにおいはあまり感じず、お湯がぬるいので少し寒い。それでも露天風呂はかなり快適。
瀬戸内航路ではじめて揺れを感じたが、酔うレベルではなくあっという間に神戸へ。
朝食がそれなりに自慢らしい。
がらがらだが、一応時間を前日に聞かれる。
お風呂に入って行こうと思うと、食べる1時間近く前に起きる必要がある。
朝食は一階宴会場で。他の階にもいくつか宴会場があるので、昔は団体客がたくさん宿泊していたのだろう。
置いてあるおかずをレンジで温めたり、お盆にのせて持ってきてくれる。
豆腐、納豆、ごはん、玉子、アジのみりん干しは壱岐のものらしい。
ごはんが時間が経っているせいかやわらかくて固まっているところがある。温泉卵にかけてあるダシが甘くて残念。ひじきもすごい甘い。宿泊料から500円相当なので十分満足。文句を言いながらもごはんをおかわりする。
Webサイトの紹介と同じなので、明日も同じなのだろうか。
久しぶりに見たダイヤル電話。これと同じものが実家にあって、同級生とさんざん長話をしたっけ。
フェリーとジェットフォイル両方が時間によって同じ場所に発着する。
芦辺港よりこちらの方が周辺に飲食店や商店が多い。
壱岐の小さな物産店がある
壱岐のいちごジャム、キビナゴのいりこなどを母のおみやげに買う。
中には入れず残念。先に進むとなにか残っているのだろうか。
昭和3年から6年かけて作られ、7階建てだったそうなのでかなりの要塞。
いま調べると、上から見ることができたが道案内もなく不親切。
ぽっかり穴が空いているだけなのでまあいいだろう。
猿には見えず。
集魚ランプがあるので、イカ釣り漁船だろうか。
フェリーの名前がエメラルドからつ、ダイヤモンドいきというのがわかった。
エメラルドいき、ダイヤモンドからつにしたらよかったのに。
壱岐芦辺町出身の作詞家で1910年生まれ。この歌は尾形大作さんが継いでいた。
釈迢空のこの歌、暗唱できる数少ない歌。高校のときの教科書に載っていて、国語の教師のマネをするときに必要だったから。まさかこんなところで出会えるとは。
さすが最高峰、島が見渡せる
黒川紀章設計で2010年開館。相当お金がかかっていそうな建物。
いま見返すと入園券はワッペンになっていて、服に貼る必要があったようだ。知らずにそのまま。
階段を上がったところにミニシアターがあり、一定時刻に再生される。
映像の終わりにカーテンが開くと、実物が見える演出。
ここからは撮影禁止といわれた。その先は撮影できるので、きちんと説明してくれないと。
お約束の土器コーナーからスタート。ミニチュア模型が素晴らしい。
卑弥呼が行ったといわれる、骨占い。骨を焼いて割れ方で占う。
発掘されたものはここに持ってこられるが、すべてを展示するわけないのがよくわかる。
博物館から車で10分くらい。まだ完成していない感じで公開しているというより、勝手に見てもいいという感じ。
小豆島に行ってきたばかりで、オリーブつながりで行ってみる。
レンタカーが一台駐めてあるが人がいない。玄関で人を呼んだが来ないので、結局そのまま帰る。
売られているものはかなりお高めなので、いなくて良かったかも。
小豆島で高いなあと思った新オリーブの塩漬け、小豆島で648円だったが、壱岐では1500円だった。
多少量は多いかもしれないが、多くても数十グラムのレベルなのでかなり割高。
今回の旅行では壱岐行っ得クーポンが1名1泊5000円分いただける。
2名で2泊したので、なんと20000円。長崎県が、壱岐、五島、対馬への旅行を対象に配布された。
2月までの予定だったが、既に配布は終了した。
このクーポン、GOTOトラベル地域クーポンと違うのは使えるお店。レンタカーなどの交通機関と飲食店でしか利用できない。今回の予定ではレンタカーで11000円、ガソリン代が1000円~2000円くらいなので8000円はどこかの飲食店で使用しないといけない。
それなら評判のいいお寿司屋さんで一撃で使おうと。
おとなはビールなんか頼まない。きたろうさんが言っていた。
いきなり日本酒。壱岐で数年前に作り出した日本酒。メニューがないので値段がわからない。
もともと日本酒をつくっていたが、杜氏の高齢化などで作れなかった時期が長かったらしい。
純米吟醸、山田錦100%、アルコール度数16度ということが共通で、あとはどの銘柄かこの写真ではわからず。
日本酒度も非公開だが、ちょうどよい辛さでフルーティーさもそれほどきつくないので、飲みやすいお酒。
もうひとつは甘口ということで、日本酒は一択。
この日も予約ですべて席は埋まっているそうだ。カウンターに6人、小上がりに8人くらい、2階はわからないが、夫婦二人で切り盛りできるくらいの規模。
骨付きのお刺身たべたことある?
もちろん、ありませんと。
アジを一匹いれたやろうとボソッとつぶやいた。アジは目の前にさばいてあるものが見える。
左はナマコだとすぐわかる。黒ナマコが2匹で壱岐のエレナ(スーパー)で1600円で売られていて驚いた。
思ったよりもずっと高級品。数日前に解禁になったばかりだそうだ。
右はさっぱりした味でなんだかわからなかったが、サメだそうで、生きていないとこうやっては食べられないらしい。
シロサメかカスザメかわからず。西日本では湯引きでよく食べる。
お刺身登場!
左から(標準名)、ヒラス(カンパチ)、ヨコワ(メジマグロ、クロマグロの幼魚)、ミズイカ(アオリイカ)、アジ
(関東地方):コメジ→メジ→マグロ→オオマグロ
(関西地方):シンマエ→ヨコワ→コビン→マグロ
(農林水産省のページより)
残念なのはワサビ。粉みたいなレベル。チェーンの居酒屋でももう少しおいしいのに。
海藻もおいしいからと言われた。いつも食べるか持ち帰っている。
ビックリなのはアジ。背ごしになっている。皮も骨もそのまま輪切りになっている。壱岐では小さな魚はこうして食べるのだそうだ。アジがおいしいせいもあるが、これもおいしい。ただ、新鮮でないと身がつぶれてしまうので、新鮮でないとできないらしい。横浜で食べるには釣ってくる以外無理そう。
大将といろいろ話をしてもらって、楽しい。このお店は二代目で、京都の木屋町で割烹旅館と福岡で修行したらしい。魚のことはかなり詳しい(当然かもしれないが)
いよいよお寿司を注文。お寿司は壁にメニューがあって、並1100円・松1600円・上2100円・特上2600円(たぶん)
クーポンをきっちり使い切りたい。不足分を払うのは問題ない。
両隣の人たちのお寿司を見て、こっそり聞くと松らしい。左隣がそれにお酒と天ぷらで二人で6000円だった。
右隣はノンアルコールビールを一本で、天ぷらと茶碗蒸しで二人で6000円だった。
常連さんは特に注文をしないでセットメニューのように出てきた。天ぷらは奥で奥さんが揚げている模様。
一番高いネタ、中トロはどこでも食べられるので遠慮して、地魚中心に1.5人前くらい握ってもらうことにした。
アコウ(キジハタ)、イカ
生サザエ
壱岐牛、昔は生を出していたそうだが今はローストビーフ。かなりおいしい。
タコと穴子。穴子だけが対馬産らしい。対馬の穴子の水揚げ量は日本一。江戸前のとろっとした煮穴子とは似て非なるもので、香ばしくおいしい。煮穴子より焼き穴子の方が好きかもしれない。
壱岐焼酎(麦)のことを話したら、女将さんが試飲させてくれた。
20~22度なのでストレートでも飲みやすい。地元の人はロック、水割り、お湯割りさまざまみたい。
うちで飲むなら麦焼酎だけれど、お店で飲むのは日本酒がいい。
正直に8000円分クーポンを使い切りたいと言って、足りなければまだ注文しようと聞くと、二人で話し合っていて7500円という声が聞こえた。税抜き7500円くらいらしいから、これで終了。
少しおまけしてもらった。ただ、メニューがないのはお互いのためによくないと思うけれど、常連さんが多く会計も決まっている感じだからそれでいいのかもしれない。
シャリが大きめなのはいいとして、ワサビが…しょうゆが甘い(九州だから仕方がない)それだけが残念。
壱岐に行ったらまた行きたい。
ホテルに戻ると、名前がある。昨日はなかったのに。
港を見ながらぬるめのお風呂に入る。
また飲む。
朝6時20分発という普段なら起きてもいない時刻の飛行機に乗るために、深夜3時過ぎに起床。30分で行かれる羽田でも早すぎる。
考えてみると初めて乗るスカイマーク。お客さんには数え切れないほど手配をしているのに。スカイマークはLCCではないので、足元も広いし、JALやANAより格段に安い。
羽田空港は第1ターミナル。ラウンジは6時からやっているが、さすがに今日はやめておく。
スカイマークの所有機はすべてB737-800。手荷物の重量超過の心配もなくゆったりした気持ちで搭乗開始を待つ。
早朝の出発の割には6~7割の搭乗率。
スカイマークはネスレと提携して、ネスカフェとキットカットが配られた。
福岡空港からは市営地下鉄で博多駅に出る。博多駅には博多駅バスターミナルがあるが、博多埠頭行きは始発ではなく、駅の向かい側の西日本銀行本店前(Fのりば)から出るので、しっかり調べておかないと慌てることになる。
99番の博多埠頭行きを待つ。
本数の多い88番の博多港国際ターミナル行きに乗ってしまうと、途中で降りて10分程度歩くことになってしまう。
フェリー乗り場とジェットフォイル乗り場は少し離れている。
突き当りのカウンターで乗船券と引き換える。
一番前だ!
東海汽船は以前にクジラとぶつかって前面窓ガラスが割れて、たいへんなことになったので窓がない。
ジェットフォイルは最近まで自由席だったらしく、行政の指導でしぶしぶ座席指定制を導入した。その際、ヴィーナスとヴィーナス2を同じ席数に改造したり、予約システムの改修で9000万円ほどかかったそうだ。
五島列島にも長崎からジェットフォイルが就航していて、同じ会社かと思ったら、壱岐へは九州郵船、五島へは九州商船だった。
時間になると、係員の合図でぞろぞろと列をなして乗り場に向かう。
生涯二度目のジェットフォイル。一度目は臨時運航の東京→三宅島。
座るとこんな感じ
この列は病人搬送用になる座席だ。肘掛けを上げて、横になるのだろう。
ジェットフォイルは全員がシートベルトをしていることが確認できないと、翼走(浮き上がる)運航ができない。係員が回って点検するが、トイレには行かれるので飛行機ほど厳密でもない。動き出せばコーヒーを売りに来るし。
最高速度80キロとあるが、だいたいこれくらいのスピードで航行する。
あまり揺れないと思っていたが、波が高めで飛行機が揺れたときくらいの揺れがあった。
船特有の酔う揺れではない感じ。
出港する船を待ったせいか、5分程度遅れて1時間10分で到着。船はこのあと対馬に向かう。
半分以上の人が降りた様子。
いちばん近いのは佐賀県唐津だが、行政区分は長崎県。平戸藩が収めていたから廃藩置県で長崎県に属したのではないかと。
壱岐でフェリーの着岸する港は郷ノ浦港、芦辺港、印通寺港(いんどうじ)の三つあり、印通寺港は唐津東港からのフェリー、郷ノ浦港と芦辺港はジェットフォイル、フェリーの双方が発着する。
芦辺港はフェリーとジェットフォイルの発着場所が異なる。
こちらのターミナルに壱岐市観光連盟があり、ジェットフォイルで到着しても、こちらに来て行っ得クーポンを受け取る必要がある。
50mくらい離れたところにジェットフォイルが発着
ターミナルの前に紙を持ってレンタカー会社の人が迎えに来てくれている。車はその場で借りることができて、会社の人とはそのまま別れる。
明治時代まで霊山として入山もできなかった神社。猿田彦命(サルタヒコノミコト)を祀る。願い事を込めて石の猿を奉納する。
狛犬ならぬ狛猿
満潮だが小潮なのでここまで。
大潮のときでないと胸までつからない。
干潮の時にだけ参拝できる小島神社。いまは満ち潮なので歩くことができない。最終日の朝の干潮にでかける予定。
現在は長崎空港をORC(オリエンタルエアブリッジ)が午前一便、午後一便就航している。長崎県と乗換なしで結ぶ唯一の交通機関として、公務員を中心に利用されているらしい。
空港というよりバス乗り場に近い広さ。
錆びた階段が怖い感じ。
唐津東港からのフェリーが到着。
唐津東港とは約1時間40分といちばん近い。
畳にベッド、奥にテーブルとイスがあるが寒い。テーブルとイスをこちらに持ってくる。
大浴場から港が見える。部屋の下なので、部屋からの眺望と同じ。
フェリーは沖合の三島(みしま)、大島、長島、原島、大島、渡良浦と郷ノ浦港を結ぶ。
長崎佐世保に本社があるスーパーエレナ。元々は中村食品スーパー、中村ストアだったが、社員に公募したところ2名が、エレガントナカムラ、エレベートナカムラと応募があり、その略称でエレナになった。ロゴマークにいまでも、nakamuraと書いてある。
イメージソングも聴ける。
エレナは比較的素晴らしいが、壱岐のエレナ(フランチャイズ店)の鮮魚売り場は素晴らしかった。横浜では高島屋レベルの品質(新鮮なだけかもしれないが)
サバのような模様があるスマカツオ。すごい脂でマグロと間違う味。
カツオの中では最強のおいしさ。近年養殖に成功したそうだ。
30センチくらいの大きさのものが、一尾380円という安さで売っていた。
ヒラスとは、ヒラマサの地方名。もちろん天然。おいしいのはあたりまえ。この2つは500円前後。
クロとは関東でいうメジナ、関西のグレ。クロダイを思わせる名前だが、クロダイは西日本ではチヌ。レベルがうんと下がる。
メジナは関東でもかなり高級魚。
お酒は壱岐ゴールド。無難な味。ホテルが古いので製氷機もないので、お湯割り。
ビールやチューハイも飲むし、翌日は外で飲んだので壱岐で飲みきれないばかりか、海を渡って小倉でも残り、持ち歩きやっとフェリーで飲み切ることになることを今は知る由もない。