ひどい話

都立小松川高校の教員が生徒の願書を出し忘れ、受験できない事件があった。
指定校推薦なので、ほぼ全員合格する。
その生徒は推薦入試に向けて学校の勉強を一生懸命していたので、個別指導を受けたらしいが不合格になった。
不合格になった大学も、合格した大学も学校名も公表されていないから何とも言えないが、指定校推薦の大学より高いレベルの大学に受かってるとは考えにくい。
大学で人生が決まるとは思わないけれど、一生を左右することは確かだ。
高校にも教員にも毎年やってくる生徒の大学受験、でも受験生には一生がかかってるんだ。
大学入試問題に誤りがあるのも、おまえらは一年間何をしているんだ、受験生を愚弄しているのかと憤慨するが、今回はもっと許し難い。
予備校講師や塾講師も知らない人は教員と同じように考えがちだが、似て非なるもの。
予備校講師は1年契約の外国人選手のようなものだし、塾講師は時間講師以外はサラリーマン。
そして、予備校も塾も、サービス業。
教員が行っているのは、教育という名のサービスではないもの。
今回の事件は医師が、「あ、塗り薬注射しちゃった」と同じだ。
特定の職業には許されるミスと許されないミスがある。

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