ごじょう

五条、五畳、5乗…
旅客営業規則にある「誤乗」について解説しましょう。
間違えて乗った区間は運賃・料金を払わないでいい。
運賃とは、どこまでいくら、と払うもの。
料金とは、特急料金やグリーン料金など。
つまり、間違えて乗ったときはお金を払わないでいいということ。
具体例
女子大に入って、初めての帰省をするK子さん。
京都で珍しいおみやげを買って、広島に帰ります。
発車ベルが鳴ってる、急がなくては!
間に合ってよかった。
「ご乗車ありがとうございます。ひかり号東京行きです、次は名古屋…」
19歳のK子さんは泣きそうになった。
名古屋で降りて、間違えて乗ったことを申告した。
乗車券類に「誤乗」とスタンプを押され、博多行きに乗車した。
つまり、間違えて乗った場合は元いたところまで無賃で帰れるのです。
専門用語で「無賃送還」
元のきっぷがグリーン車なら、グリーン車で帰れます。
厳密に言うと「帰れることがある」ですが。
誤乗手続きはJRはもとより、私鉄や地下鉄でも通用します。
ただ、それを理由にして不正を行う輩もいますから、多少は疑われるかもしれません。
この他にも、知らないと損をすることはたくさんありますよ。
例えば、特急列車が2時間遅れたら特急料金は全額払い戻しになるとか。
これなどは、JRは積極的には言いません。
知っている人だけが得をすることも多いです。
知らないで損することはあっても、知っていて損をすることはありません。
情報にお金を払う時代なのですよ。
知ってるなら教えてよ、というバカは話になりません。

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