ホーバー運行休止

大分空港アクセスの、ホバークラフトが今月いっぱいで運行休止になってしまった。
時速80キロで海も陸も走れる乗り物として開発されて、日本ではここと宇高連絡船に採用された。
岡山県宇野と香川県高松を結ぶ、国鉄の宇高連絡船は60分かかったが、急行券を買ってホバークラフトもあった。
たしか、急行券は1000円くらいだったと思う。
20歳の頃廃止になったと思う。
この歳は青函連絡船も廃止になり、かろうじて宇高連絡船は乗ることができた。
でも、急行には乗らなかったのが心残りだ。
大分空港と大分市を結ぶ、日本で唯一のホバークラフトの定期航路がなくなってしまう。
大分では乗りには行かれないし…
去年の九州旅行に組み入れるべきだったか。
大分空港は国東(くにさき)半島にあり、陸路だとかなりの遠回りになる。
空港リムジンでは、60分1500円、大分ホーバーフェリーだと、およそ30分で2980円。
広島と松山を結ぶ水中翼船もいつのまにかなくなってしまった。
夜行列車もどんどんなくなっている。
東京駅を出発する定期の夜行列車は、サンライズ出雲・瀬戸ただ一本になってしまった。
鉄道マニアの旅情だの哀愁だけで廃止するべきではないとはまったく思わないが、不況の嵐はこんなところにも現れている。
乗り物をただ単に輸送手段とはしたくない。
少年が乗り物にワクワクした気持ちはオトナにも持ってもらいたい。
そんな気持ちを伝えたくて、旅行会社を始めたのかもしれない。

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