カツオの悲しい話

サザエさんのカツオの声は、現在3代目。
初代が4ヶ月だけだったが、旧ドラえもんでおなじみの大山のぶ代。
二代目は高橋和枝が28年間カツオの声を務めた。
現在は、二代目早川さん、二代目ウキエさん(サザエさんちの隣)もやっていた富永み〜な。
 
二代目の高橋和枝さんは、収録中に持病の難治病骨髄異形成症候群で東大病院に搬送され、入院したがそのまま亡くなってしまった。
波平役の永井一郎の話によると、危篤状態のときに「高橋さん」と呼びかけても返答はなかった。
しかし、「カツオくん」と呼びかけると小さな声で「はーい」と答えたそうだ。
また、花沢さん役の山本圭子が「磯野君」と呼びかけたときも小さな声で返答したそうだ。
 
そして、弔辞は永井一郎が呼びかけるよう、涙ながらにこう言った。
 
「こりゃ、カツオ、親より先に逝ってしまう奴がどこにおるか」
「カツオ、桜が咲いたよ。どうだ、散歩にでも行かんか」
 
冷静に語ることができず、涙声になってしまったそうだ。
 
そんな波平こと永井一郎も79歳になり、サザエさんこと加藤みどり70歳、磯野フネこと麻生美代子は84歳。
タラちゃんこと貴家堂子(さすがたかこ)は諸説あり69または74歳。
イクラちゃんこと桂玲子は70歳。彼女は、他にもリカちゃんとカオリちゃんの声もしている。
 
サザエさんは敬老会のような状況で収録が行われている。
 
カツオ大ピンチ
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