海事代理士、口述試験終わる

4人ひと組で試験が行われ、あらかじめ集合時間が知らされている。
1時間前にならないと受け付けてもらえない(控え室に入れない)ので、通り道の日比谷公園で一休み。
子どもの頃によく来た公園、受験勉強などで日比谷図書館によく来たことで思い出深い。

日比谷公園
この冬いちばんの寒さで映る場所、噴水が凍るから

紅葉が美しく、写真を撮る人が多い。

試験は控えている時間、試験場までに行く時間が長く、試験そのものは15分で終わる。口述試験という特徴ある試験は緊張して実力が出せない問題もあった。
手応えはまったくなく、失敗ばかりが目立って落ち込んで帰る。

結果発表は今月21日に官報に公示される。忘年会も同じ日なので、祝賀会になるか残念会になるか…

いよいよあと一日

明日一日であさっては口述試験。勉強にも慣れてしまって飽きてしまった。筆記試験で燃え尽きた感じ。ここで落ちるのは非常に残念すぎるのと、あと一年先というのも嫌なので、明日一日だけがんばってみよう。

何が出るのか、難易度はどうか、自分が答えられるか、不安ばかりよぎる。

口述試験対策(船舶安全法)

あと一週間近くになった口述試験。未だによくわからないところもあるので備忘録。

船舶安全法に定める検査の概要

定期検査
船舶の所要施設に、満載喫水線、無線電信電話施設について行う精密な検査。
初めて航行の用に供するとき又は船舶検査証書の有効期間が満了したときに行う。

中間検査
第一種中間検査
簡易な検査で、旅客船、内航貨物船、漁船及び高速船等。

第二種中間検査
簡易な検査で、外航貨物船。
第三種中間検査
簡易な検査で5年に2回行われる。外航貨物船が対象。

つまり、第二種と第三種は外航貨物船のみが対象。その他の船舶は定期検査と第一種中間検査のみ受検する必要がある。

臨時検査
改造・修理したとき。船舶検査証書の記載条件を変更する場合に受検。

臨時航行検査
外国へ譲渡の目的で回航するとき、船舶検査証書を持たないで船舶を臨時に航行するときに行う検査。

特別検査
一定の範囲の船舶について事故が著しく生じている等により、法に適さないと国土交通省が判断した倍胃に受検を公示するもの。


口述試験概要

合格発表の翌日、合格通知と口述試験の概要が届いた。
4人ずつ受験番号でグループに分けられ、試験開始時刻が書いてある。

口述試験

4人がひとつずつ席について、3分間試験を受ける。ベルが鳴ったらとなりの席に移動する。4科目試験を受けたら終了。3分×4科目=12分。
試験問題は5題らしい。つまり1問36秒で答えないといけない。問題は何度でも読んでもらえるらしいが、そんな時間はない。知識はもとより、正確に短時間で答えられる訓練をしないといけない。

あと一ヶ月がんばろう。

海事代理士 筆記試験合格発表

珍しく8割以上の得点を確保したので、左うちわ右扇風機で余裕。

出 願 者 数 422 名
受 験 者 数 303 名
合 格 者 数 157 名
受験者に対する合格率 55.0%
受験者の平均正答率 64.18%

※ 筆記試験の合格基準は18 科目の総得点220 点の60 パーセント以上の得点をあげた者
としており、全科目受験者の平均正答率が60 パーセントを上回る場合には、平均正答率
以上の得点をあげた者を合格とすることとしております。
これを踏まえ、今般の筆記試験合格者は、18 科目の総得点220 点の64.18 パーセント
以上の得点を上げた者を合格としております。

やはり例年より少し易しかったので、合格点はいつもの60%を超えた。
要するに、141点以上の人が合格。いつもなら合格の60%132点~140点の人は残念でした。願書受付開始日の10時過ぎに行ったらすでに受験番号2番だったので、1番の人が気になったけど、残念な結果だったみたい。となりの人は合格していた。後ろの人は欠席だった。

20%の人が受験しないことは毎年のことながらビックリ。出願したものの勉強が追いつかなかったのか。すべて記述式なのでまぐれ当たりはない。

そして12月3日の霞ヶ関(本省)で行われる口述試験対策に本格的に取りかかる。

口述試験対策

海事代理士試験の二次試験は口述試験で、試験官に聞かれたことを答える(あたりまえ)
船舶免許の試験にも口述試験があったのを思い出した。海技士(船乗り)の試験にも口述試験がある。船はどうして口述試験があるのだろう。

4科目あるので、科目ごとにすべてまとめて、すべて丸暗記するしかなさそう。坊主がお経を覚えるようにぶつぶつ唱えて覚えるしかない。

海事代理士試験を受験

2月頃から勉強を始めた海事代理士試験。海事代理士ってなに?は置いておいて、昨年の宅建士試験あと1点で不合格が悔しくて、行政書士試験で勉強した法律の勉強法も活かしたい、そんな思いで受験することに。
二連敗は恥ずかしいのでこっそり勉強。今年の夏は仕事が暇だったのを幸いにけっこうみっちり勉強。
後半は腰も痛めて、腰をかばいながら受験場へ。実力と腰が不安な試験は初めて。

試験場は関東運輸局がある横浜第二合同庁舎。東京の人たちが横浜に受験に来るのは珍しいはず。関東運輸局の範囲は、山梨、茨城にまで及ぶのでこの方たちは前泊したのだろう。
そして、試験は平日の9時から17時で18科目を4時限に分けて行われる。試験時間の割に問題は少ないのでほとんどの人が途中退室する。

試験場は1階の講堂のようなところを二室つかっていた。
そして、控え室も用意されていた。このような情報はまったくないので紹介しておこう。

途中退室して3階に行ってみると、海事代理士試験室という部屋が控え室だった。元々はここで試験が行われていたが受験者が増えてこの部屋では対応できなくなったのだろう。普段は何に使われているのだろう。
イスだけが並べてあり、みんな黙々と勉強している。その中でいびきをかいて寝ている男。すげー余裕なのかまったくダメなのか…
いびきは本人は気づいていないのだろうが、部屋の全員を敵に回した瞬間。

腰をかばいながら、勉強の成果を出し切ることだけ考える。となりの男はひとつ書いては消しゴムごしごし、長机なので揺れるんだよ、落ち着けよって感じ。
受験番号は見てきたので発表を見てやろう。
試験時間は1時間30分、1時間、1時間50分、1時間50分の4時限で18科目。
こんな長い試験はセンター試験以来。すべてが終わると模範解答が配布されるのが模試みたい。

平成30年度海事代理士試験模範解答

中身は見ずに桜木町から慣れた道を帰る。
採点はドキドキ。今までできていると思っていたのに解答と違うことが多かったから。

憲法から採点する。憲法6点。こんな書類も配布された。

ボーダーは6割なので、憲法はこれでいい。元々4点くらいでもくろんでいる。これができるのなら去年の行政書士はもっと得点できたかもしれないから。
口述試験でもある4科目は20点で、その他は10点満点で220点満点。

過去問で2点を記録して誰もが捨てている科目、民法。全範囲からまんべんなく出題されていて、他の分野がすべて満点近いからやることないから勉強する、または司法書士やごくまれに弁護士先生も受験しているので、その方たちは余裕の問題。

採点すると、穴埋め(5点)は全滅だったものの○×は満点で5点。これが2点だとさすがに厳しいので少し良かった。そして最後のネックである商法。なんと8点。国土交通省設置法は8点も取れたのでいい感じ。

2時限目は15/20、10/10、16/16と高得点をキープ。
3時限目は10点満点で10、8、9、7、6、7とすべて6割以上と奇跡の出来。
そして最後の配点70点ある4時限目。
18/20、19/20、10/10、8/10、9/10

出来る人の解答に自分でも驚く。合計得点は179点。なんと81%の得点率。
これだけ取れたことを考えると、今年の合格点は6割ではなくて、全受験生の平均得点率になりそう。それでも7割にはならないだろうから、これならほぼ安心して次の口述試験対策に望める。

船員法の出題を勝手に予想する

自分のための研究。船員法は最後の問題が記述で、条文から出るもの、条文と同じでないといけないのか、キーワードが入っていて意味があっていれば点をくれるのか不明。配点1点のときもあるので、それなら部分点は存在しないだろうし。

20年 船員からの雇入解除ができるときについて3つ(3点)(法41条)
21年 就業規則に定めなければならないこと3つ(3点)(法97条)、海員の定義(2点)(法2条)
22年 船長が船内に備え置かなければならない書類3つ(3点)(法18条)、船長の命令で従事して労働時間の規程が適用されないもの3つ(3点)(法68条)
23年 船舶所有者からの雇入契約を解除することができる3つ(3点)(法40条)
24年 就業規則に定めなければならない4つのうち、給料その他の報酬以外の3つ(3点)(法97条)
25年 時間外労働に関する協定において定めなければならいこと4つのうち、労働時間の制限を超えて作業に従事させることができる期間及び時間数の限度並びに当該限度を遵守するための措置以外の3つ(3点)(規則42条9の2)
26年 船舶所有者からの雇入契約を解除することができる3つ(3点)(法40条)
27年 4時間を限度として時間外労働を行わせることができる、航海当直の員数を増加するとき「船舶が~するとき」で2つ(2点)、 船長が船内に備え置かなければならない書類のうち、船舶国籍証書…海上運送法…以外の3つ(3点)(法18条)
28年 定期検査をはじめて受けるとき、海上労働検査申請書に添付しなければならない書類で、臨時海上労働書の写し…以外の~の写しという形で2つ(2点)、救命艇手を選任しなければならない船舶で、平水区域を航行区域とする船舶以外の2つ(2点)(救命艇手規則1条)
29年 船員法111条、船舶所有が国土交通大臣に報告しなければならない事項(その他国土交通省の定める時効を除く)を除く2つ(2点)、
船長が船内に備え置かなければならない書類、船舶国籍証書…積荷に関する…海上運送法…以外の2つ(2点)(法18条)

同じ内容は2年連続で出ない、ということは18条はないとして、2年前の科目が出ていることがあるが28年はかなりマイナーな出題。特に後半は誰ができたのだろうという問題。ということで、繰り返し出題されている法40条の船舶所有者から雇入契約を解除できるを完璧にしておこう。

第四十条 船舶所有者は、左の各号の一に該当する場合には、雇入契約を解除することができる。
一 船員が著しく職務に不適任であるとき。
二 船員が著しく職務を怠つたとき、又は職務に関し船員に重大な過失のあつたとき。
三 海員が船長の指定する時までに船舶に乗り込まないとき。
四 海員が著しく船内の秩序をみだしたとき。
五 船員が負傷又は疾病のため職務に堪えないとき。
六 前各号の場合を除いて、やむを得ない事由のあるとき。

第四十一条 船員は、左の各号の一に該当する場合には、雇入契約を解除することができる。
一 船舶が雇入契約の成立の時における国籍を失つたとき。
二 雇入契約により定められた労働条件と事実とが著しく相違するとき。
三 船員が負傷又は疾病のため職務に堪えないとき。
四 船員が国土交通省令の定めるところにより教育を受けようとするとき。

ついでに41条も抑えておこう。口述試験対策にもなる。

学科試験と筆記試験

問題を解いていると、学科試験と筆記試験という解答があった。
自動車の運転免許を取ったときは、指定教習所を卒業すると実技試験が免除され、学科試験を免許試験場に受けに行った。

自動車運転免許試験=学科試験+実技試験

船舶の免許は海技免状と小型船舶操縦士免許に分かれるが、いわゆる船乗りの資格である海技免状の試験科目は法律で規定している。

船舶職員及び小型船舶操縦者法

第十三条 海技試験は、船舶職員として必要な知識及び能力を有するかどうかを判定することを目的として行う。
2 海技試験は、身体検査及び学科試験とする

船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則
第二十三条 法第十三条第二項の規定による学科試験は、筆記試験及び口述試験の二種とする。

つまり、学科試験=筆記試験+口述試験

自動車免許にある実技試験はない。なぜなら、海技試験を受験するために乗船履歴がいるから。一番下の六級海技士(航海)受験に必要な乗船履歴は、総トン数五トン以上の船舶に二年以上。単に船舶の運航なので、何の資格も持たずに乗組員として乗船しても乗船履歴になる。上位の海技士の受験資格になると、単なる乗組員だと三年以上、船長や航海士として乗船すると一年以上などのように必要な履歴が異なる。

クルーザーを持っていて、毎日沖に出て、2年以上乗ったということを他の船舶の船長やマリーナ(係留施設)の責任者が証明すれば受験資格が得られることがあるとあった。船員学校を出れば三級海技士から受験できるので、かなり遠回りではある。

平成28年船員法問題より

4.船員法第118条第1項の規定に基づき、船舶所有者が、乗組員の中から救命艇手を選任しなければならない船舶とは、平水区域を航行区域とする船舶以外のどのような船舶か2つ答えよ。

根拠条文がやっとわかったので、同士のために紹介。

救命艇手規則
船員法(昭和二十二年法律第百号)第百十八条の規定に基づき、及び同法を実施するため、救命艇手規則を次のように定める。
(救命艇手の選任)
第一条 船員法(以下「法」という。)第百十八条第一項の国土交通省令の定める船舶は、平水区域を航行区域とする船舶以外の次に掲げる船舶とする。
一 旅客船
二 旅客船以外の最大とう載人員百人以上の船舶

こんなところから出題するのはひどい悪問。予備校もないし、講師もいないので誰からも批判されることがない。船員法なのだから、船員法、船員法施行規則から出せよと。

商法上の海難救助

第八百条 船舶又ハ積荷ノ全部又ハ一部カ海難ニ遭遇セル場合ニ於テ義務ナクシテ之ヲ救助シタル者ハ其結果ニ対シテ相当ノ救助料ヲ請求スルコトヲ得

船舶又は積荷の全部または一部が海難に遭遇した場合において、義務なくしてこれを救助した者は、その結果に対して相当の救助料を請求することができる。

この法律はいろいろ意味があって、たとえば、結果ニ対シテとあるのは救助したけれど結局船荷は沈んでいってしまったでは救助料は請求できない。また、人命は助けるのが当然なので人を助けたときは救助料は請求できない。
昔のヨーロッパ航海時代に起源があるといわれているこの法律、ふだん知らない世界が少し見える。

船員法の問題を考える

だらだら勉強をしながら、とじこもっていてネタがないので問題を検証しながらブログにしてしまう。

「ある船舶所有者は、労働時間を一日八時間以内とする規定を守り、年齢十七歳の船員を午前九時から十五時まで働かせ、午後十時から翌日午前零時までは、所轄運輸局長の許可を受けて、物品の販売等軽易な労働に専ら従事させた後、同
日午前七時からの防火操練に参加させた。」

船員法において、どこが違法か考えてみる。

第八十六条 船舶所有者は、年齢十八年未満の船員を午後八時から翌日の午前五時までの間において作業に従事させてはならない。ただし、国土交通省令の定める場合において午前零時から午前五時までの間を含む連続した九時間の休息をさせるときは、この限りでない。
2 前項の規定は、第六十八条第一項第一号の作業に従事させる場合には、これを適用しない。
3 第一項の規定は、漁船及び船舶所有者と同一の家庭に属する者のみを使用する船舶については、これを適用しない。
午前零時から午前五時までの間を含む連続した九時間の休息をさせなければ午後8時以降は働かせられない。
15時から22時までの休憩時間7時間しかない。
防火操練は六十八条第一項第一号の作業であるので問題ないが、0時から5時を含む連続した休憩時間が9時間ないので違法になる。翌朝7時から防火操練があることがわかっているのなら、連続した9時間の休憩を確保するには、22時から7時までの9時間休憩させなければならない。