本厚木といえば

昭和53年、小学校4年生の時に千代田線が小田急小田原線の本厚木まで直通運転することになった。
これは鉄道ファンの小学生にとってはけっこうビッグなイベントだった。
今でもfacebookを通して再会した同級生の「かめちゃん」とこのことについて話した記憶がある。
地下鉄線内は各駅停車にしても、地下鉄に準急というのが来るのも新鮮、見慣れない小田急線の車両が入ってくるのも新鮮。
朝夕のみの運転だったので、見ることもなく乗ることもなかった。
実際には乗り換えないでいいというだけで、成城学園から各駅停車になってしまう準急はのろすぎた。
これには理由があって、地下鉄と直通運転している私鉄はみんな終点が山手線の駅になっている。
その手前で地下鉄を経由して都心にはあまり行って欲しくないのが本音だった。
たとえば町田から都心へ向かうお客さんは、小田急で終点の新宿まで行って欲しい。
手前の代々木上原から地下鉄に入ってしまうとその分減収になってしまうから。
だからあまり便利にはせず、各駅停車が原則だった。
日比谷線からの直通電車も、東武伊勢崎線の東武動物公園までも各駅停車だ。
そんな麻布からとても遠かった本厚木に、ときどき飲みに行くことがある。
うち(新子安)からだと、主に二通り。
東神奈川で横浜線に乗り換え、およそ30分で町田、そこから小田急線に乗り換える。
横浜で相鉄線に乗り換え、およそ40分の終点海老名で小田急線に乗り換える。
あまり乗り慣れない、クロスシートがある相鉄線がおもしろくて、いつも相鉄線経由で出かける。
本厚木まで乗り換えが多く不便でも、1時間はかからない。
自称横浜人だけれど、やはり東京ものが残ってるので、小田急線を神奈川県内だけ利用するのがなんだか変な感じ。
神奈川県民(=横浜市民)になって、丸6年経っても少し東京人。

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