琉球王国首里城で有名な首里にある咲元酒造。
つくっているのはもちろん泡盛のみ。
泡盛は主にタイ米を砕いたものを輸入して、黒麹菌を付加し発酵させて蒸留したもの。
焼酎は、麦や米に麹菌をつけたもので、材料(芋や米、麦など)を発酵させて作る。
つまり、後から材料を加えずに、一度で済ませてしまうようなもの。
繊細な作り方ではないので、できあがったお酒は荒々しい感じになってしまう。
そこで、タンクや甕(かめ)で熟成させるとおいしくなる。
ウイスキーと同じ考え方。
3年熟成させたものを古酒(クース)という。
ところが、古酒と書いてある泡盛には3年以上のものつまり、古酒に新酒を50%までブレンドしていいことになっている。
「古酒」とだけ表示のあるものは、ブレンドしたものということ。
3年古酒、7年古酒、など具体的な年数が記載されているものは最低でも、表示の年数の泡盛だけ、またはそれ以上の古酒がブレンドされている。
たとえば、3年古酒70%と7年古酒30%をブレンドしたものは、3年古酒と表示できる。
単式蒸留器
試飲させてくれる(自由ではない)
10年ものまで試飲させてもらって、真ん中の酒蔵限定の10年古酒を購入。
泡盛は、瓶でも熟成するし、一度開けたものでも、またフタをしっかり閉めておけば熟成が進むらしい。
うちでの問題は、置き場所がないのと、古酒になるまでにみんな飲んでしまうこと。