40年前、小学2年生。
学校のプールに一定回数以上参加しなければいけなかった。
祖父母の家から帰ってきて、プールに参加した。
体育館で準備全員が体操をしていたとき、何の気なしに足を上げてみる。
前の友だちの頭くらいまで足が上がり、すげーと自分で思った瞬間、バランスを崩して後ろに倒れた。
当時、愛宕警察で柔道を習っていたので、とっさに受け身をしたが、石の体育館の床にひじがひどく痛かった。
そのままプールに入るが、どうにも左ひじが痛い。
なんとか着替えてバスに乗って帰宅して、すぐに近所の病院に行った。
なんと左ひじは骨折していた。
半分だけの簡易ギプスはすぐに壊れてしまい、がっちりとギプスをすることになった。
ギプスをしてしまえば特に痛むこともなく、少し不便な生活が40日くらい続いた。
ギプス室というところで、回転式の電気のこぎりでギプスを縦に切っていく。
ぱかっと上のギプスをはずすと、腕が現れた。
なんとなく細くなって、弱々しい。
手首を回転させようとしても15度くらいしか動かない。
毎日学校を遅刻してお風呂のようなところで温めて、理学療法士のマッサージを受けて少しずつ可動範囲が大きくなった。
リハビリも一ヶ月くらいしただろうか、左腕は元のように動くようになった。
ところが成長期に骨折したこともあって、左ひじは誰が見てもわかるくらい曲がってしまった。
機能的には特に問題がないが、手術によって治す人もいるらしい。高齢になったときに骨折しないように、今から注意している。
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