旅を考えるのが仕事なので、仕事以外でも旅のことを考えていることが多い。
新しい路線、新しいルールなど、ルールの変更はたいてい悪くなることが多い。
昨年行ったANAでの特典航空券での旅行ははじめて複数の国内線を入れて組んだが、いろいろ課題が残った。そこで次の旅行をどのようにするか考えてみる。
ANA特典航空券、基本ルールのおさらい
ANAだけのルールなので、JALにはつかえない。
たとえば、レギュラーシーズンで東京=中国は往復で20000マイル。さらに、日本国内で片道2路線ずつ、24時間以内の滞在ができる。
前回を例に取ると、
羽田→石垣(24時間以内)→名古屋(24時間以内)→香港(オープンジョー)
広州→羽田(24時間以内)→稚内(24時間以内)→札幌
札幌で終了しているので、札幌はいくらでもいられるが、札幌からは自力で帰らないといけない。
羽田と成田は同じ東京とみなされる。伊丹と関西も同じ。
この旅行の難しいところがいくつかわかった。
関西空港発着便の国内線が少ない
成田発着も同様だが、関空発着の国内線は、福岡、成田、新千歳などの主要路線のいくつかしかなく、さらに関空から大阪市内へは片道1000円程度かかる。
中部国際空港発のANAの国際線は二路線のみ
名古屋発着は上海と香港のみ。上海発は740と早朝で、愛知での時間は取れるのでこのまま帰るのも可能だが、上海は余分に一泊することになる。
関西、中部などと東京の両方の路線があるのは、中国のみ
台湾や韓国は成田発着しかないので、提携航空券を利用する場合は必要マイル数が増える。マイルを抑えると、実質中国本土の往復を考えることになる。
往復ではなく片道だけ得しよう考えると広がる
東京を発着点ではなく、経由点にすれば対象は国内線全路線に広がる。たとえば、能登に行きたいとすると、能登→東京→中国→東京→鳥取、こんな路線を考えると、能登と鳥取は共に発着点なので、24時間以上滞在できる。能登へ行くこと、鳥取から帰ることは別に考えないといけない。上記の行程で20000マイルなのに、鳥取からの片道は7500マイルなのがあまりお得感がない。しかし、高速バスでも10000円はするので7500マイルもいたしかたない。
往復ともに国内周遊というのは日程も延びてしまうので、やはり24時間以内滞在がいい気もする。そうなるとまた、東京→どこか→名古屋→香港→中国どこか、という行程になりそう。
今年はANAのこの特典航空券、JALのどこかへマイルで出かけたい。
コメント