甘太郎

いい酒いい肴

居酒屋なのに変な名前。思いつくのはこれ。

昭和38年に逗子で甘味処甘太郎食堂が甘太郎のルーツらしい。その甘太郎、コロワイドグループの筆頭居酒屋だがコロワイドは日本一の居酒屋チェーン。年間売り上げが2341億円で2位の和民の1282億円を大きく引き離している。正直いってあまりメニューを見ても特筆すべきものはなく、これといって特徴がない。

横浜西口本店だけで限定8個、20時になるとバイトの女の子が手提げの箱に入れてテーブルを回る。
そこにある限定8個しかない、テーブルに直々に来るとどのテーブルでも1~2個売れている感じだった。

1個の原価が30円とする。1個につき160円利益があるとすると、8個なので1280円の利益。時給1000円のバイトの女の子が1時間かけて売っても赤字にはならない。実際にはテーブル一周ですべて売れていた。酒飲みでも甘いものが好きな人はテーブルにひとりはいて、何となく義理で買ってしまう。

どうして甘太郎という店名なのかという話題作りに始めたのだろう。この店舗は全席禁煙、お通しなしという新しい業態で挑戦している。実際には喫煙所があって、そこに出入りする人の多いこと。
比較的低価格で顧客を獲得してきた甘太郎、どこまでこの商法が通用するか。

Translate »
タイトルとURLをコピーしました