日本の定期寝台列車はサンライズ出雲・瀬戸の2本だけになってしまった。2本といっても東京~岡山間は併結して走るので、東京駅では1本しかないイメージ。ヨーロッパなどが少し復活しているのを除くと、世界的には減少の一途をたどる。
マレーシアもかつてはタイとの国際列車があったが、西海岸線はすべて電化されて昼行列車だけになってしまった。東海岸線も一日一往復のみ。ジャングルを走る列車は魅力的で、昼間も移動しようと思ったが、一日3往復程度しか列車がないので、どうしても1泊から2泊しないといけないので復路は航空機利用に。
往年の日本の寝台列車と比較すると、到着が遅め。寝台特急さくらの長崎到着も昼ごろだったが、東京を16時過ぎには出ていた。国鉄の夜行列車のように、座席車と寝台車を連結し、簡単な食堂車も連結している。寝台車は開放寝台しかなく、Wifiは当然、各座席のコンセントもないのでモバイルバッテリーを持参しよう。
距離にして700Km程度で、東京からだと岡山あたりまで行く距離。それにしてはずいぶん時間がかかるが、その分料金もかなり安く2000円しない。西海岸の昼間の列車の方が高額だった。そして、航空機利用にしたのはその価格。ひとり2000円前後で、日本ではLCC以外それもキャンペーン価格でなければありえない。それを見てしまったので、帰りは2日かけて帰るよりも一気にクアラルンプールに戻ってしまおうと…
久しぶりの寝台列車、食堂車も連結していてこのツアーの最大の楽しみといっても過言ではない。