世界最短国際列車とマレーシア最後の寝台列車に乗車

ホテルから最寄り駅に向かう。二階建てバスが走っている。それだけ混雑するのだろうか。日本の都市部には鉄道橋や陸橋などがあるので難しそう。

Marina South pierへ

みんな降りた

台湾も韓国も座席はこのタイプで10分くらいでおしりが痛くなる。メインテナンスは楽だろうが、座り心地は最悪。日本で導入したら非難轟々だろう。

駅は島へ渡る船のターミナル直結。2階にあるSingapore Maritime Gallery

入館料は無料。入口に入ると、諸注意を言われ荷物はそこに置いていけばいいと言ってくれる。みんな親切。

2人でできるようになっている

船のシミュレータもあるが壊れているのか仕様なのか、思い通り動かず。貿易に関する展示と船舶に関する展示。どうゆっくり見ても1時間くらいで見終わる。展示はそれほどではないが、外は海で船の行き来があるので見ていて飽きない。

再びMRTに乗ってマーライオン公園へ

ここがシンガポールかと認識を変えたところ。金融街といわれるところで、ここで働くいろいろな国の人たちが昼休みなのか外に出ている。人種もバラバラな感じ。
マーライオン公園もかなりの観光客で賑わう。シャッターは押しませんよアピールを顔に出していたつもりだが、一人旅の中国人女性に頼まれる。カメラを首からかけているからもあるのかもしれない。どうせシャッターを押してもらうならカメラを持っている人のほうが上手そうと思うのかもしれない。

アップにすると口からではなく、のどから出ている感じ。

後ろには有名なホテルも映る

完全に観光地価格

HALF PINTとは英国では284ml、1$は114円なので2280円!ハッピーアワーで一杯でもう一杯といってもまだ高い。となりのチキンの方が安い。

3500円くらい

気温は30℃超えでとにかく蒸し暑い。もう国境付近に行ってしまおう。

Woodlands Northの方が近いが何もないので、手前のWoodlandsで降りる。

駅の中は飲食店や日用品店が立ち並び、かなり盛況。フィリピン発祥のジョリビーだ!

こう見るともとがなにかわからないキャラクターだが、jollyなbee、つまり陽気なミツバチ。

世界で唯一マクドナルドがかなわないのがフィリピンらしい。フィリピンに1200以上の店舗、世界展開している。日本にはない。いちばん近いのは香港だろうか。このキャラクターも人気があり、アニメ化されてもいるらしい。

牛丼は740円くらい

スーパーではJapan fair

柿の種は500円くらい
知らない魚ばかり

こんなの知らないと原産国を見ると、台湾だった。

ジャワカーレは740円くらい

日本人が買うのか、シンガポール人が日本の味として買うのか…どちらもか。

バス乗り場から、Woodlands Train check pointに行くバスを下がる。911番がそうらしい。
すぐに来たので、VISAタッチで乗車。二階の最前列に座る。

乗るとすぐに土砂降りになった。なかなかいい景色。停留所は前の掲示板に表示されるが、地図を見ても少し違う。着くのか不安になると、30分くらい乗ると乗ったバス停に戻った。運転士に尋ねると、2つめの停留所と言われる。同じ911番でも経路が違うので、乗るときに運転士に聞いたほうがいい。。
言われたとおり、2つめの停留所で10分くらいであっさり到着。40分乗車したが、遊覧バスだと思えば不満はない。

バスを降りたら他に特になにがあるわけではないので、流れに乗ればいい。
降りるとすぐ列車が見える。

撮影禁止と書いてあるかも

建物から入ったところが、Train check point。バスやタクシー利用の人はここからかなり歩いて別棟に行く。よくわからず、そっちにも行ってみた。列車は予約をしないとほぼ乗れない。
あと10分で発車するが、予約をしてある列車は75分後。一応係員に変更できないか聞いてみたが、やっぱりだめだった。入国、出国審査もあるのできちんと人数を把握したいのだろう。

荷物はあるし、外に出てもなにもないので、仕方なく椅子に座って待つが、扇風機の風が来なくて暑い…

マレーシア鉄道の管轄

ここからは撮影禁止なので画像がない。発車の40分前に係員が出てきて(エアコンの効いたところから)、改札というか乗車券のチェックをする。スマホ画面でもいいが、万一のために印刷もしてきている。発車20分前には改札を締め切るので余裕を持っていったほうがいい。

改札は乗車券ではなくパスポートだった。係員がiPhone(たぶん)でパスポートを読み取っていた。ガラス扉の向こうを右に行くと、広いスペースが出てきて、シンガポールの出国とマレーシアの入国が行われる。列車に乗るときはマレーシアに入国していることになる。
参考までに、反対のマレーシアから来るときは、出国だけマレーシアで行い、シンガポールの入国審査を受けるらしい。運賃はシンガポールからだと620円くらい、マレーシアで買うと300円弱でかなり安くなる。

シンガポールはパスポートを読み込んで顔認証なので、スタンプが押されない。マレーシアは昔ながらの審査官がスタンプを押す。人によっては、いつマレーシアから帰るか聞かれるらしい。

これらが終わると一旦待合室に通される。10分くらいで乗車が始まった。

列車は長距離列車に使われていたお古のようで、無駄に豪華。座席は中央を堺に反対向きにセットされている。どちらに進むかわからず座ったら、逆進行だった。5分だからいい。

時刻になるとゆっくり走り出し、50キロくらいのスピードで橋を渡る。道路はあまり渋滞していないが、時間によってはかなり渋滞するらしい。

いちばん手前はおそらく電源車で乗客は乗れない

2026年にはここに高速鉄道が開通し、Woodlands駅に直結するので便利になるそうだ。遠回りをするようだが、所要時間は6分。

マレーシア第二の都市、ジョホールバル

クアラルンプールから飛行機で1時間、列車では7時間近くかかる。歴史のある街で、ここだけ見て帰ってもいいくらい(かも)

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あまり広くはないが、売店が多く、なんでも揃いそう。

そうだ、お金を調達しなければ。ATMを探すが、見つけたのは一台だけ。他にもあるだろうが、ここでいい。悩んだ挙げ句、2万円くらいか、1リンギット(MYR)≒35円なので500MYR≒17500円借りることにする。
明細を見ると、ATM手数料が15MYRなので515円も取られている。取りすぎだ。すぐにネットバンキングで返済したので金利はゼロ。最強の現地通貨調達術になった。

大規模改修中

駅前にショッピングモールがあるので、数時間楽に潰せる。寝台列車の発車まで約3時間。

薄暗いスーパーで水を買ったり、翌朝のパンを買ったり。珍しくバナナも購入。JCBのステッカーが貼ってあるのに使えず。イオンカード(VISA)で支払う。イオンカードは還元率0.5%と低いが、海外事務手数料が他社が2.2%以上に対し、1.6%。よく考えると還元率1%以上のカードで支払った方が得だったかもしれない。いまは2.2%が多いが、三井住友カードは2024年11月1日に到着分から3.63%に手数料が値上げすることが決まっている。

フードコートで食事をすることにする。時間が遅めなのかガラガラ。このショッピングモール自体が駅前にもかかわらずあまり人が入っていない。反対側のおしゃれビルの方は人が多いのだろうか。

ダックは売り切れだった。どちらも薄めのスープがついて、調味料は自分で持ってくる。キュウリがあぶない味だったので残す。ごはんにもほんのり味がついている。これで300円くらいだったか…
おいしくいただいて、そろそろ駅に戻ろう。

JB SENTRAL 2025→TUMPAT(トゥンパ)1254

東海岸線といわれているが、東海岸を通るわけではない。現在中国が建設中の高速鉄道路線は海岸線を通る。そのとき現在の路線はどうなるのだろう。寝台列車は廃止される可能性が高い。

Google map

時間までホームには入れない。特に案内はない。みんな警備員に詰め寄って聞いている。放送すればいいのに。

10分くらい前になってやっと改札開始。QRコードを読み込ませて入場。

8号車で機関車の後ろ。車内は少しましだが、けっこううるさい

カナダゼネラルモーター社製の電気式ディーゼル機関車。いろいろな国で活躍。

台湾で乗ったが、電化されて廃車になった。

韓国でも乗った

1990~2002年頃の車両なので廃車がはじまっている。

編成は1等座席車、2等座席車、食堂車、寝台車で、一晩700km移動して2000円しないという破格な料金設定。あとで乗る昼間の特急列車の方が高い。寝台列車で十分安いので座席車にする理由がない。

新台車両はおもに韓国製で、昔の電車寝台583系のように、通路の両側にベッドが並ぶ。

黄色い袋はゴミ袋

ネット予約の段階では満席。クアラルンプールセントラルを発車したときは乗車率3割程度。

KTMより

昔の夜行急行列車くらいの停車駅。真夜中でも1時間に一度程度停車する。ベルも放送もなく走り出すので注意しないといけない。ただ、ドアは手動なので走り出してすぐに気がつけば乗ることはできる。

寝台内はランプがあるが、切れていてつかない。薄いマットレス、タオルケットでも包んであるのかと思うくらい薄い肌がけ、まくら。荷物は比較的治安がいいのでみんな廊下に置きっぱなし。荷物置き場はない。車内は寒いと聞いていたので、用意はしてきたが、なんとか肌がけで過ごせた。

上段には車のシートベルトの落下防止ベルトがある

小さな窓があり景色が楽しめる

タイの寝台列車は禁酒だが、この列車は特に禁止されていないので、ベッドでゆっくりお酒を飲むのは至福のひととき。

トイレはイースタンスタイルとウエスタンスタイル

どちらもお尻を洗ったり、便器を洗うホースがある。便座がびちゃびちゃになっていることも多い。

洗面台がない。マレーシアの人たちは顔を洗ったり、歯を磨いたりするのを見なかった。個室内の洗面台を利用するしかなく、不便。水は一度押すとボタンが戻ってくるまで水が出てくるタイプだが、壊れかかっていて、ひっかかる感じでガシャっと下まで押されたと同時に強い勢いで水がビシャ~と出てすぐ終ってしまう。いちいち濡れるし、一撃で出てしまうので不便極まりない。
東側の路線も電化されればこの列車はなくなるだろうし、電球は気が付かないとしても、このような不具合はもう直さないという印象。

閉まることのないドア(閉めることはできる)

1時を過ぎたところで到着したGemasでけっこう乗ってきた。子どもも乗ってきたのがびっくり。
どこに行っても子どもが多く騒々しいが、あまり注意もしないし周りもニコニコして寛容。

ほぼ定刻通りに列車は走る。速度はあまり速くない。夜が明ければジャングルの中を走っているはず。

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