ぬるい温泉もこれが最後。あまり快適な宿ではないが、あれだけ安いと次も選択肢に入ってしまう…
旅館に別れを告げて小雨がちらつく別府駅へ。
高崎山のサルと地獄めぐりの鬼が一緒にお風呂に入ってる


さんふらわあの広告

大阪からは別府、神戸からは大分港に就航。関西の人には近い。

1106発の佐伯行きに乗る。特急が6~7両で普通列車が2両ということで、短距離利用より中距離以上の鉄道利用者が多いことがわかる。
883系が来た。881系がないのは、デザイン担当の水戸岡氏が1より3の方がデザインしやすいからという理由らしい。

これにうっかり乗ると、西大分に止まらない上に、特急料金が自由席で500円かかる。
反対ホームに特急ゆふが来た。JR四国とJR九州に少数しか残っていない貴重な車両。

815系で二駅隣りの西大分駅へ

待合室もレトロ


露出失敗で修正しきれず。二階が待合室と乗船口。


200円と300円はお安め。駅など500円がデフォルト。
空いててよかった。300円の方にキャリーケースとリュックの両方が入った。

向こう岸に大分空港アクセスのホーバークラフトが見える。



先哲とは昔の優れた思想家や賢者のこと。



まったく興味の持てない分野だった。通り道だし無料だからまあいい。

大分県立博物館OPAM

常設展はお休みで特別展だけ。1400円で興味が全く無いのでここも用無し。

起き上がりこぼしのように押すと揺れる。

プールという水が入っていないよくわからない展示物。
教習車!

運転していたのは女性だった。
ふるさと大分の百貨店トキハ(本店)

ミッシーてなんだろう。
若いミセスのことだそうで、
>百貨店の婦人服売り場は年齢と既婚・未婚という「ライフステージ」を尺度とした構成が定着していった。例えば2階は20代向けの「ヤング」、3階を30歳前後の「キャリア」、4階を30~40代の「ミッシー」と50代以上の「ミセス」を合わせた「ミッシー・ミセス」といった具合だ。
(日経新聞より)
このあとは結婚しても専業主婦にならず働き続ける女性が増えて、主婦がするファッションというのも時代に合わずに最近の都会のデパートからは消えているそうだ。
ミッシーは置き換えられている。
婦人服(エレガンスサロン、コンテンポラリーキャラクター、モードプラス)
キャリアは、婦人服(ヤングキャラクター、キャリアキャラクター、インターナショナルキャラクター)

竹久夢二展をやっていた。入場が無料なので、販売目的のようなものだから。
版画の複製が50000円くらいで買えるが、オリジナルは30~50万円くらいするのか。

催し会場では…

地方のデパートに行くと出くわすことが多い。九州のデパートで大江戸展を見たことがある。
昔、広島のビジネスホテルでバイトをしていると、そのデパートが手配した部屋に物産展の店員さんが宿泊していて、朝になるとデパートの制服を来た売り子のおねーさん方がデパートに出勤して行った。デパートの名札はしているが、全国回っている人たちなのかもしれない。
デパートの食料品売場をのぞいたがまったく足りないので、港に行く間のスーパーを検索。船の夕食はテイクアウトのパスタとカレー以外はバイキングで嫌だから。

今度は大分バスの教習車を見つける。LED表示が切れないようにシャッタースピードを落とすモードにしていたら横に車が来てしまった。

無事、夜の宴の食材も買ってフェリーターミナルまで40分歩く。
出港は1920で、乗船は1830から。乗船手続きをして乗船券をもらう。

乗船して場所を部屋を探す。この船はダイヤモンドフェリーのフェリーゴールドで、2007年に建造されたもの。フェリーさんふらわあでは古参になってしまった。数年のうちに新造船に変わるだろう。

今回は無料の乗船券なのでツーリストという名の昔の二等雑魚寝。相部屋寝台との差額がひとり3900円は大きい。二人個室になるとさらに3000円アップの差額6900円。それならツーリストでいいやと。

コロナ禍から間を開けて部屋割りとあったが、実はもともとはこの狭さ。

このスペースに本来二人はすごい。さすがにこれなら3900円払う。ただ、USBの増設位置を見るとこのスペースに変更して、コロナ禍はひとつおきにしていたのかもしれない。他のお客さんは70歳代の夫婦だけなので、間を空けないからわからない。

同室の夫婦とはあとで話すことになるが、関西弁ではないと思って聞いてみると、奥さんは福島、だんなさんは大分出身らしい。世田谷区に住んでいて大学に通い、スイスの製薬会社に入社したそうだ。それでなぜ大阪かは聞かなかったが、平塚にも住んでいたそうだ。


橋を全部見ると寝る時間がなくなる。さらに日の出を見る人も多い。
さっそくお風呂に入る。

出港

別府港を出港したさんふらあがかすかに見える。



この船はパブリックスペースが少なく、すぐに一杯になってしまった。うろうろ船内を回ったが、空いていない。一旦客室戻って出直したらちょうど空いた。
やりいかがおいしい。朝が早いので缶ビール2本でやめておく(プラス焼酎少し)


22時過ぎまで同室の方とおしゃべるをして、寝る。係の人が回ってきて2130に強制消灯。
また点けたわけだが。
横になったが少し揺れていて、それはいいのだが、やはり一と一緒に眠れない。決してうるさくはないのだけれど、いびきが聞こえたり寝息が気になる。
朝早いから寝なきゃと思うほど眠れず、朝までほとんど眠れずに過ごした。
昨今の船は雑魚寝がなくなったが、これに懲りて乗らなくなる人は多いと思う。