神奈川県警大和署の巡査長(33)が拳銃形ライターを持っていた高校2年の男子生徒(16)を平手打ちし逮捕された事件。
事実はこうだった。(毎日新聞より転載)
>生徒は帰宅中の4日午後10時55分ごろ、横浜市旭区の相模鉄道二俣川駅で急行から普通電車に乗り換えた。電車が出発するまでの間、西部劇をまねて拳銃形ライター(全長36センチ)を手に電車内からホームへ向けて撃つまねをし、巡回中の車掌2人に「きちんとしてください」と注意されると「すいません」と謝り、ライターをかばんにしまって友人と談笑していた。
> 相模鉄道は「大声で話すこともあったが、注意は素直に聞き入れた。車内に乗客はなく苦情もなかった」(広報担当)と説明する。ライターは回転式拳銃形で長い“銃身”が特徴。少年がアルバイト先で拾ったものといい、火はつかなかった。
数分間、大声を上げていたなどの程度の問題とライターが周囲に対して不安を与えるようなものか、これだけではわからないが、注意されて当然。
>逮捕された小磯慶洋巡査長は日勤で、同県大和市内で同僚と日本酒と焼酎計4杯を飲んで帰宅するところだった。
生徒と同じように二俣川駅で普通電車に乗り換え、隣の車両から生徒を見ていた。談笑する姿に「反省していない」と思ったが注意はせず、約5分後、巡査長は生徒とともに鶴ケ峰駅で下車。たまたま同駅南口で鉢合わせし、目の前を歩く生徒の髪を後ろからつかんで「ちょっと待て。拳銃を出せ」と言って顔を2回平手打ちした。
通行人が「何をやっているんだ」と仲裁に入ったが、巡査長は生徒が出したライターを捨て、もう1回顔をたたいた。巡査長と通行人が口論になっているのをみて別の通行人が110番し、駆けつけた旭署員が同11時半ごろ、傷害容疑で現行犯逮捕した。生徒は顔に1週間のけがをし、「怖かったので謝るのが一番いいと思い、口答えしなかった」と話しているという。
このあと、反響が大きくなり報道されたが事実とは違ったため、母親も苦情を申し立てた。
明らかにやりすぎではないか。「反省していない。」それほどのことだろうか。
このブログにどうしても書きたくなったきっかけは、この報道に対してコメントをしていたブログを見たこと。
そのブログの主は女占い師らしいが、冒頭が苦情を言った母親がおかしい、痛い目も必要ではないかという意見だったこと。
事実を知れば、高校生の少年が、30代の大人に平手打ちとはいえいきなり殴られるのはひどすぎるだろう。
それこそトラウマになってしまうかもしれない。悪いことをしたらどんな罰も受ける、ということとは違うだろう。
この件では母親はおかしくないし、この警察官が間違っていた。
この警察官は反省しているらしい。正義感あふれる警察官なのか、単なる弱いものに対して横暴なだけの警察官かわからないが、この事件には事実と違った市民の願望もあると思った。
誰しもが思うのは、車内や日常生活でマナーやルールが守れない人間が多いこと。もっと思いきり殴られればいい人間が多いこと。この事件も事実がわからなければ、若者を注意した警察官がけがをさせた、と受け取られかねない。神奈川県警に4000件もの意見が来ていて、ほとんどが警察官に同情するようなものだそうだ。
男は本能的に銃が好きだ(たぶん)。
それはもちろん人を殺したいとか、殺傷したいという願望ではなくて強いものへのあこがれなのだろうか。
高校生にもなって幼稚だが、今や大人も幼稚である。
おもちゃが入ったお菓子を集めてる大人もたくさんいるし、アニメやフィギュアに夢中になってる人もいる。
そのこと自体はまったく否定しないが、ニートやフリーターが増えていることもまったく関係ないとはいえない。
この警察官がとった行為は、正義ではなくて単なる憂さ晴らし。
ぼくは体罰は否定しないが、それは言っても聞かない、わからないときだけ。
相手がナイフでも持っていたなら何をしてもかまわないが、想像ではあるがおとなしそうな少年ではないか。
今度、中学校で武道が必修になる。どうしてそんなものを強制させるのだろう。
中国がだまってないぞ。
ケンカが強いやつだけがより一層強くなる。
間違いなく暴力に利用される。
タダでさえ弱いやつにプロレスごっこの技をかけたくてしょうがない年頃なのに。
小学生に英語をやらせたり、中学生に武道をやらせたり。
強制するならクズが生まれない徹底した管理教育をしてくれよ。
熱意ある教師だけで構成して。
多少の体罰は目をつぶる。基準はケガをしないくらい。
教育問題はまたにします。
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