海を見ていると特別な感情が湧いてくる。
ヒトの体液塩分濃度は0.9%。これは生命誕生の頃の海水塩分濃度と似ているらしい。
現在の海産硬骨魚類(サメやエイが軟骨魚類)は海水より塩分濃度が低いので浸透圧調節をしている。
タイのお刺身を食べてもしょっぱくないのは、塩分濃度の調節をしているから。
タコやイカ、貝類などの海産無脊椎動物は塩分濃度の調節はできない。
つまり、血液の濃度が海水と同じ。
だから、貝類などはそのままでも塩分がある。
要するに、ヒトも昔は海産無脊椎動物だったんだ、ということ。
どれくらい前の話か?
5億5千万年くらい前の話。