もう何年も前から階段を駆け下りることができない。
ヒザが痛いなどという機能的なことではなくて、精神的なことだと思う。
階段を落ちたなどという経験はないのだが、普通に下りるスピードが精一杯。
具体的には、駆け下りると途中や最後で、次に踏み込む段が一瞬わからなくなる。
わからなくなると反射的に足が動かなくなるので、転びそうになってしまう。
段差の大きさなどで変わってくるが、地元の新子安駅の階段が一番下りづらい。
ゆっくりでないと下りられないくらい。
駅の階段でもまったく走れない。
上りはなんの問題もない。背が高い分おそらく人より早く上ることができる。
足元をじっくり見ないと下りることもできないし。
足元を見ないで階段が下りられないと、西部警察の刑事の役が来ないなあ。
特捜最前線では大滝秀治だけがじじいなので、足元を見て階段を下りている。