鉄道会社の社長公募

経営難にあえぐ地方の第三セクター鉄道会社が、社長公募をするようになった。
第三セクターとは、公営、民間でもなく第三だから第三セクター。
多くは旧国鉄がJRに移行するとき、廃線が決まった路線を地方自治体が支援して営業している。
自治体のお金が入っているので、どこか魅力のない鉄道経営をしているところが多い。
ところが、赤字がさすがに多くなり、その第三セクターも存続が危ぶまれているところが多い。
 
今までのように天下り式人事の形だけの社長ではなく、経営力のある社長を公募するようになった。
山形鉄道、いすみ鉄道(千葉)、そして最近では由利高原鉄道(秋田)。
いすみ鉄道は養成費用自己負担(700万円)で運転士を募集したり、斬新的なことをしている。
元々鉄道ファンで、航空会社に勤めていた方らしい。
かたや、今度の由利高原鉄道の社長は大手旅行会社勤務だった人だ。
 
ただ、首都圏から日帰り圏内でもない限り、鉄道ファンを呼び込んでも根本的には解決しないらしい。
地元住民が利用しなければならない。
子どもが減って、通学客が減っているのが大きい。
 
今度どこかの鉄道会社が社長公募したら応募してみよう。
社長になったら、みんな駅に組み込もう。
役所も、企業も、アミューズメントもみんな駅にあればいい。
そのまえに、ハマトラベルの社長を公募した方がよいだろう。

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