現在の都営浅草線を都営1号線、三田線を都営6号線と呼んでいた時代があった。
そもそも、東京メトロの前身である交通営団は国鉄と東京都が半分ずつ株を持っていた。
東京に少しでも早く地下鉄を引くために、東京の地下鉄は東京都が敷くべきという考えから、現在の浅草線と三田線は都営地下鉄になった。
つまり、東京にできる地下鉄のうち2本を東京都が負担して作ったので都営になったということ。
都営地下鉄に1号線、6号線があったがその他は交通営団の地下鉄だったのだ。
東京の地下鉄を建設するときに、海寄りから番号をつけていったのが由来である。
(東京メトロという社名は省略)
1号線…都営浅草線、2号線…日比谷線、3号線…銀座線
4号線…丸ノ内線、5号線…東西線、6号線…都営三田線
7号線…南北線、8号線…有楽町線、9号線…千代田線
10号線…都営新宿線、11号線…半蔵門線、12号線…都営大江戸線
13号線…副都心線(有楽町線)
そして、この番号を決めたときに、ラインカラーも決まっている。
1号線…ピンク、2号線…銀、電車のカラーと一致している。
都営地下鉄は路線名を公募で決めたのだが、6号線の一位は「板橋線」だったらしい。
都営地下鉄の職員同士では、1号線、6号線などと呼び合っているらしい。
そういう業界用語を素人が遣うと、痛い鉄道ファンの仲間入り。