これが大好きです、と人がいうので何度か食べてみるものの、やっぱり好きにならないもの。
生ガキ。
貝類は年齢を重ねるごとに好きになり、魚と貝と同じくらい好きになった。
エビ、カニも好きだが、どれが好きといえば、やはり魚かもしれない。
カキはもちろん貝だが、他の貝類と違う味わいがある。
貝のむき身は存在しても、フライにするのは一般的にカキだけ。
そんな中で、食べられはするものの、特に好きでも嫌いでもないのが生ガキ。
生ガキはお寿司屋さんでも食べられるが、オイスターバーなど洋食のお店にも見かける。
生ガキにはシャブリというのが定番で、このシャブリというのは簡単にいうと酸っぱい白ワイン。
生ガキにはレモンやワインビネガー、和食でも酢ガキというものがあるくらい酢で生臭さを中和する。
それをワインでしようというわけで、生ガキとワインが合う、という意味とは少し違う。
レモンやケチャップをかけて食べるのはヨーロッパの食べ方で、日本のカキは貝毒があるので生食は敬遠されていた。
要するに、フランスと日本では文化が違うわけで、日本酒嫌いはの人は別ですが、わざわざ生ガキとワインを合わせる必要はないのだ。
生臭さを消すことができる日本酒こそ、生ガキに合うお酒なのである。
あらためて、白ワインだろうと生ガキには合わないのを実感