グループ全体で食品偽装、メニューの誤表記が発覚した。
ホテルが発表した一覧
偽装メニュー一覧
一番多かったのが、鮮魚とうたっておきながら、冷凍保存の魚を使用していたこと。
このことについて、担当者が知らなかった、どんなバカが担当者なんだ。
JAS法だのなんだの、表記は細かく決まっているのだから、なんとなく新鮮な魚=鮮魚なはずがない。
お客の舌が肥えていないとかそんなことを言っている輩もいるが、消費者はそんなにバカではない。
事実か否かはわからないが、あの店の味が落ちた、というセリフをよく聞く。
特に老舗では、味がよくなったとは聞いたことがない。
だから、これらのホテルでも味が落ちた、もう行かないと思った人もたくさんいるだろう。
この事件を受けて、帝国ホテルも全メニューを見直して、産地、食材についても点検したそうだ。
帝国ホテルの広報課は「われわれは正しく表示しているが、問題を他山の石としたい」と話した。
他山の石としたい…
あらためて言葉の意味を見直してみる。
よその山から出た質の悪い石でも、自分の玉を磨くのに役立てることができる。転じて、他人の誤った言行でも、自分の修養の助けとなるということ。
他山の石を以て玉を攻む(おさむ)べし、が語源。
他人の誤った言行でも、自分の修養のになるという意味。
ところが、文化庁の調査では7割以上の人が、他人のよい行いが修養になると勘違いしているらしい。
「部長を他山の石とさせていただきます」なんて言うと明らかに出世の妨げになる。
いや、その程度の社員の会社なら部長も、ういやつ、なんて思うかも。