新子安周辺は散歩に行くような場所がない。
鶴見駅は3キロ以上あるし、東神奈川にしても国道を歩くことになる。
以前から気になっていたところ二カ所に行ってみた。
密厳山不動寺遍照院(高野山真言宗)
境内の中を京急が走っている。
このお寺のための踏切、という見方もある。
中に入ってみると、お墓があって檀家以外がいると不自然な雰囲気。
ここから10分くらい歩いたところに、鶴見事故の慰霊碑がある。
京浜東北線や東海道線などの車内からも、よく見ているとチラッと見える。
鶴見事故とは、今からちょうど50年前に貨物列車が脱線したところに、下り横須賀線が突っ込み、さらにそこに下り横須賀線が突っ込んで死者161名を出した大惨事。
(当時は横須賀線と東海道線は同じ線路を走っていた)
遺体は石原裕次郎が眠る総持寺にも運ばれ、総持寺では今も一日2回廊下に水をまく供養を行っているそうだ。
総持寺にも慰霊碑があるが、ここ鶴見区岸谷の事故現場の近くにもある。
人様の敷地内なので、外から撮影
鶴見事故の当時のニュース
http://www.youtube.com/watch?v=c2bOpe3DLus&noredirect=1
目の前の小学校の下校とぶつかり、子どもたちが家路を急ぐ。
その中で6年生くらいの頭一つ大きな女の子がひとり、泣きながら帰っていた。
何があったのだろう、かわいそうに。