佐賀で借りたレンタカーは80キロしか走っていないデミオの新車で、アイドリングストップがついていた。
停止してブレーキを強く踏むとエンジンが止まる。
ブレーキを離すと、一瞬でエンジンがかかる。
ブレーキを弱めに踏むと、インジケーターが点滅してエンジンはストップしない。
福岡県、特に福岡市や西鉄バスの天下で走行距離、台数などは日本一である。
なんでも、一日に1200台が運行されているそうだ。
その西鉄バスは1955年からアイドリングストップ(西鉄ではエンジンカットと呼ぶ)を実施していて、実際に乗車したバスも90年代製造であろうボロいバス、アイドリングストップ機能がないバスもキーを回して対応していた。
比較的に新しいバスについているアイドリングストップ機能は、ギアをニュートラルにしてサイドブレーキをかけて、クラッチを離すと自動的にエンジンがストップし、クラッチを踏み込むとエンジンが始動する。
西鉄バスはいちいち鍵を回して…面倒そうだ。
さらに西鉄バスはエンジンの回転数を上げないようにしているのか、やたらとシフトアップが早い。
ガソリン車でいうノッキングのような状態で常に走っている感じで、運転士が変わっても同じような運転なので、会社の指導なのだろう。
西鉄柳川駅から佐賀駅バスセンターまでのバスでは、ほとんど3速発進をするくらい。
アイドリングストップは、エンジン始動にかかる燃料がアイドリング5秒間分だそうだ。
だから、5秒以上停車するときはアイドリングストップをした方がいいらしく、燃費は16%上昇するそうだ。
整備がきちんとされているレンタカーで次回から実現することにした。
今度一緒に乗ったときにアイドリングストップをしたら、ああこれか、と思ってね。