ぼくには特に恩恵がない上野東京ラインの開業。
乗り換えなしで、東海道線と高崎線、宇都宮線に行くことが出来る。
川崎から東京までの間で顕著になったのは混雑で、それは便利になったわけではなく、10両編成が明らかに増えたから。
東海道線単独のときは15両編成がほとんどだったが、開業後は10両編成が目立つ。
宇都宮線や高崎線は10両編成で運転することが少なくないので、車両が足りないのだろう。
常磐線の直通電車は品川だが、これを横浜以南に延長運転することを考えてみる。
取手から先は地磁気の研究所がある関係で、交流電化されていて、土浦から先、いわき方面への列車は交直流電車が使用されている。
この交直流電車、交流でも直流でも走れることがあって、車体の価格が非常に高い。
同じ交直流の環境がある新潟では、特急電車以外はディーゼル列車で対応している。
常磐線の快速電車(取手行き)は直流電車15両編成だが、オールロングシートでトイレの設置がない。
常磐線中距離電車は高価な交直流電車のために、編成両数に余裕がない。
これらの理由で常磐線の車両は東海道線には直通運転しづらく、反対に東海道線の車両は直流電車なので取手までしか乗り入れできない。
川崎の駅舎が工事中だが、線路が増えることはなさそうなので、常磐線は当面品川止まりになってしまうだろう。