金券ショップで新幹線などの回数券を買うと、九分九厘C制が印字されています。
C制とはクレジットカードで購入されたもの。
つまり、クレジットカードで購入した人が金券ショップに売って、カードのショッピング枠を現金化しているのです。
ショッピング枠を現金化することは、カード会社の約款で禁止されているので完全にアウトなやり方ですが、金券ショップによっては区間を指定して発売当日に買い取るなどと謳っているところもあります。
繁盛しているお店なら、97%で買い取って定価で売っても利益は出ます。
これが新幹線の回数券が定価で売っているカラクリです。
(定価とは、6枚綴りの価格を6で割った額)
カード会社も、ショッピング枠の中で現金化されやすいプリペイドカード、金券はもちろん、パソコンやブランド商品、回数券類は限度額が低く抑えられています。ショッピング枠の5分の1程度のことも多いです。
クレジットカードの還元率は原則0.5%以上で、年会費無料のクレジットカードはせいぜい1%程度です。
他にも色々なカラクリがあるのでしょう。
節約上手みたいな特集で、家庭にある金券を売りに行こう、そんな簡単な図式ではないのです。