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5社直通の最速電車にFライナーという名前が付いた。
東武東上線、西武池袋線、東京メトロ副都心線、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線の5社が直通運転されていて、それぞれの鉄道事業者で様々な列車種別が運転されている。
直通運転される種別(直通運転される種別のみ)
東横線…特急、通勤特急、急行、各駅停車
副都心線…急行、通勤急行、各駅停車
池袋線…快速急行、快速、準急、各駅停車
東上線…快速急行、快速、急行、普通
みなとみらい線…東横線と同じ
これらの組み合わせで運転されるので、煩雑きわまりない。
例…東横線は特急、みなとみらい線は急行、東上線は普通など。
そこで、いちばん早い列車種別で運転されるようになったのがFライナーで、それぞれ各社の目論見がある。少子化で通学客が減り、通勤客も増えることはない。大手私鉄も会社の枠を超えて集客する必要になった。横浜から秩父へ、川越から中華街へ、観光での利用も促している。
鉄道はもともと6~7割を定期利用客が占めているが、それだけに頼る時代ではなくなった。
列車種別は複雑だが、地元の利用者には大したことがない。東上線の種別の違いは朝霞台に停まるか停まらないか、ふじみ野に停まるか停まらないか、川越市から先も通過駅があるかないかで決まっている。
鉄道ファンにとっては、面白いことこの上ない。種別だけでなく、5社の鉄道車両が乗り入れてくるのだから。
昔は有楽町線を走っていた昭和の車両が東横線を走っているのは、いつみても違和感。どの車両が来るかという楽しみもある。
東横線に乗ることは、当分のあいだ楽しみ。