トマトには旨み成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸がたくさん含まれている。
だから、トマトソースだけでもおいしく食べられるのはこれら旨み成分であるアミノ酸のおかげだ。
アミノ酸はタネや果肉の周辺にたくさんあるので、タネを取らない方がいい。
皮にもアミノ酸は含まれていて、皮にはペクチンが含まれているので、ミキサーで細かくしてすべて使うと、ペクチンのおかげでトロッとしたおいしいトマトソースができる。
ヨーロッパには、トマトの季節にまずい料理はない、ということわざもあるそうだ。
日本では昆布ダシや鰹ダシで煮物をするが、西洋でトマトで煮物は同じ理屈だった。