海外東横インの朝食
朝食は国内のように一階のロビーではなく、二階が朝食会場になっている。
すげー広い!
見るからに韓国っぽいおばちゃんが元気な声で、アニョンハセヨ~カムサハムニダ~と言っていたのは中国と大きく違うと実感。
おかずの種類はそれほど多くはないが、明らかに日本よりは豪華。
キムチ、ナムル、のり、プルコギ(おいしい)
ソーセージと炒めた野菜、サラダ…
ごはんとクリームシチューのようなもの、味噌汁。ロールパンと食パン。
コーヒーはなぜかすごいはずれのマシンで小さな紙コップで出てくる。カップはどこかと聞いたら、押したら出てくる仕組みだった。
ジュースは飲んでいる人が多いが、コーヒーは遠くにあるせいなのか、飲んでいる人が少ない。
おかずはそれなりにおいしいのだが、ごはんがパサパサしていて致命的においしくない。日本人なら全員まずいというレベル。
二日食べて日本人を見かけたのは一回、60歳後半くらいの夫婦だけだった。
味噌汁がある以外は日本人向けではないメニュー構成。
二日目はシチューがシチューのようなおかゆに変わって、おかずが少し入れ替わった。
ソウル地下鉄で開港の地、仁川駅へ
交直流電車の311000形、1996年製。
仁川駅
汽車のモニュメントのハングルには、韓国鉄道発祥の地と書いてある。
仁川は日本統治時代の開港の地で、日本の面影を残しているところや中華街があって、少し横浜に似ている。空港は埋め立てられた島にできていて、行政区分が仁川なだけのイメージ。
蒲田と羽田空港の関係と同じ。
駅の裏がすぐに中華街になっている。
こぶしより大きい、空洞のおせんべいのようなものをたくさん売っている。名物なのだろう。
中華街の規模としては神戸くらいだろうか。少なくとも横浜中華街には遠く及ばない。
歴史的な建築物が残る街並み
看板には日本語がある
仁川開港博物館
入館料は50円くらい。立派な日本語パンフレットをもらった。小学生の団体と一緒になったが、あまり騒がない。先生がスピーカーを肩からかけていて、マイクで説明している。クラス単位なのかわからないが、10人くらいと少人数。この界隈に小学生から中学生、いくつもの団体が見られた。
建物は旧日本第一銀行仁川支店(つまり日銀)
平屋で狭いので展示物も少ない。
鉄道コーナーもあるが、展示物は数えるほど。
元銀行なので、金庫があり展示室になっている。
ほぼ30分ですべて見終わってしまう。英語を本気で訳しながら見ればもっとかかるだろうが。
日本語の卒業証書だ。
侵略の歴史からは離れられないので、なんとなく居心地が悪い。
ポストは日本と同じ。日本だったからな。
日本第58銀行仁川支店
日本で58番目の銀行、調べてみると、
1898年に百三十銀行(保善銀行、安田銀行、富士銀行を経て現在のみずほ銀行)に合併。
現在は中区料食業協会事務室。
旧日本郵船仁川支店
ユニークなラインのバス。
仁川中華街はジャージャー麺が名物。
仁川港は国際港
仁川は韓国の海の玄関口でもあり、港湾都市である。中国各地とのフェリーが10本程度就航している(中国10都市と結ばれている)
Weihai 威海を仁川を結ぶフェリー。本気で調べたことがあったが、2等でも10000円以上するためにバカバカしくなって断念。乗客が韓国人と中国人ばかりでは個室でないと落ち着かないし。
港沿いを歩いて行くと、モノレールの線路と駅がある。
レールなどは古そうなので廃止になったのだろうか。仁川駅前にも駅らしきものがあった。
仁川駅のモノレール乗り場(たぶん)
後述の月尾島のガイドマップにも記載されている。
てっきり廃止になったモノレールだと思ったら…
なんと77億円もかけて建設して完成したが、手抜き工事が発覚して安全性に問題が発生して、そのまま放置されているものだった。レールの強度に問題があったり、駅施設などにも問題があるらしい。手抜き工事でそのまま完成させてしまう、韓国の恥のような代物だった。
2016年のニュース
https://www.sankei.com/west/news/160828/wst1608280005-n1.html
せっかくできあがったものだから、何とか使いたいようだが根本的に問題があるために、開業の見込みが立っていない。
もっと知りたい方
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E5%B0%BE%E9%8A%80%E6%B2%B3%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB
市長も市長とあきれる発言
>2013年1月30日 – 仁川の市民団体が前年12月29日に「適用法を軌道・索道法に変えれば開通は可能で、安全性は乗客が保険に入ればよい。」と発言した中区長に対し公開謝罪を要求
仁川上陸作戦の地、月尾島(ウォルミト)
2000年まで軍事施設で市民には公開されていなかった。遊園地やカフェなどおしゃれな施設もできて、お台場みたいな雰囲気。
歩いて回れる広さではなく、モノレールがあればいいが、小さなアザラシバスが一周している。
近づくと鳴き出す牛。小さな子どもは恐れて泣いていた。
民家園のように建物が保存されていて、あがることもできる。
台所にはやっぱりニンニク。
もちろん座ってみた。
遠足なのか子どもたちがたくさん来ている。日本では見かけない遊具。
日本ではこの年齢層の人はあまりやらない。
半分いかないうちに力尽き、帰りはバスに乗ることにする(30分以上歩いてきた)
韓国ではじめてバスに乗る。乗り方は調べてあったのと、前の人と同じようにすればいい。
前から乗って後ろから降りる。前から乗ったときに、Tmoneyカード(Suicaのようなもの)を読み取り機にタッチ。一律料金。地下鉄と乗り継ぐと地下鉄が割引になったような気がするが、定かではない。
バス停は数えてあったので、4つ目が仁川駅。地下鉄の主要駅は日本語のアナウンスが流れるが、バスはさすがに流れなかった。無事に仁川で降りることができた。所要時間5分くらい。
冨平(プピョン)でショッピングのようなもの
プピョン駅の地下街は日本でいうと地方都市ではかなわないくらい広くて充実。新宿駅ほどではないものの、横浜駅の地下街に匹敵しそう。
ファッションや化粧品類が多いので、若い女性が多い。おっちゃんは興味があるお店がない。
駅にあるロッテマートはビッグなスーパーマーケット
さすがのニンニク売り場
とてもおいしかった豚足。すねのあたりなので、たっぷり肉がついている。1300円くらい。
サンチュのようなレタス類とエゴマのような葉っぱのセットを購入。豚足にはコチュジャンのようなものや、しょっぱい魚醤のタレがついていたので一緒に食べると非常においしい。韓国でいちばんおいしかった。
魚介も充実していて、鯖や太刀魚のように見慣れた魚もたくさん売られていた。アワビが安かったので、調理ができればぜひ買いたかった。
会計はヨーロッパスタイルで、ベルトコンベアに自分が買ったものを載せる。会計が済んだものは横にすべっていき、自分で袋に詰める。最後にお金を払う。
クレジットカードが使えたが、日本と韓国の国旗が出てきて、選ぶようになっていた。日本を選んでしまったが、これは請求する通貨の単位だった。
円を選ぶと、このお店が日本円に換算して円で請求する。
ウォンを選ぶと、カード会社へはウォンで請求し、カード会社が円に換算して請求する。
問題は手数料率で、円を選ぶとなんと3%上乗せされるのだった。VISAは1.6%なので、かなり損。
二日間で500円も損をしていないが、ひとつ勉強した。あとで、空港の免税店でも同じことが起きた。そのときはドルか円の選択だった。
円を選ぶのはそのときどうしても請求額を確定させたい以外は、選んではいけない。
おまけ
地下鉄の券売機は日本語表示ができるので、Tmoneyカードにチャージするのも簡単。
最低1000ウォン(100円)からチャージできる。最低運賃やバスもそのくらい。