ここ数年、あじさいが気に入っている。へそ曲がりなのか桜の花にはあまり反応しないが、町を歩いているとこの季節、あじさいが目にとまる。セイヨウアジサイなんとなく聞いたことがある名前だが、アジサイはもともと日本古来のものらしい。ただ、日本ではあまり人気がなく、ヨーロッパに渡り人気を博して品種改良され、また日本に戻ってきたらしい。
いわゆる園芸品種と、ガクアジサイ、山に自生するアジサイなどに分類されるようだ。
もそっと花が集まっている品種が高いようだが、ガクアジサイのように回りに少し咲いている方が好きだ。この紫の花に見えるのは装飾花といって花の一種で花ではなく、中心の白い部分が花として大切なところ。
そんな生物的なことは無粋で紫がきれいでいい。
6月というとこのアジサイにかたつむりが描いてあるようなイメージ。
アジサイのイントネーションも気になる。アクセント辞典ではどちらも正しいようだが、アジサイのジにアクセントがある読み方は気になる。平坦に読む読み方の方がいい。
青森県の竜飛岬では8月に満開になるアジサイ、横浜では今から7月のはじめくらいがいろいろなアジサイの見頃だろうか。