離陸して1時間で機内食が配られる。おなかすいた。
Appetiser
Barley and Cucumber Salad with Smoked Salmon
Mixed with diced sundried tomatoes
Main Course
Fish Arrabbiata with Fusilli
Tomato ragout with chili flakes, eggplants, mushrooms
Black Pepper Chicken with Steamed Rice
Seasonal Oriental vegetables
Dessert
Raspberry Bavarois, Almond Pound Cake, Raspberry Compote
Cheese and Crackers


Fusilliはパスタの種類で、このねじりパスタのことだろう。アラビアータは怒りん坊という意味らしい。要するに、魚の辛いパスタ。やはりごはんではない方が美味しい気がする。
夜中はCAが巡回して、コップに入ったオレンジジュースと水を持っているので水をひたすら飲む。
このあと水を飲んでもリスボンで大変なことになることを知る由もない。
Delectables(おいしいものという意味)
We have a variety of snacks available on request throughout the flight. Please feel free to help yourself to the snack selection in the galley or approach our cabin crew and they will be glad to assist you.
ポテトチップスやグラノラバーみたいなものがあるが、積極的にはくれない。
チキンサンドを無言で持ってきたのですかさずいただく。翌日のランチになるだろう。
Superの約6時間後にまた機内食が配られる。
To Start with
Fruit Yoghurt
Fruit
Seasonal Fresh Fruit
Main Course
Cheese Omelette with Chicken Patties
Paprika scented potatoes, creamed spinach, tomato ragout
Singapore Fried Carrot Cake
A hearty traditional dish of fried savoury radish-rice flour cake with prawns and pickled turnip


チキンパティ入りというより、つみれみたいな感じ。
日本語訳すると、シンガポールの揚げキャロットケーキ
エビとカブの漬物を加えた、風味豊かな大根と米粉の揚げケーキのボリュームたっぷりの伝統料理
あまりそういう感じでもなく。右下の赤いのはマレーシアのナシレマのような甘くて辛いソース。
どちらもまあまあおいしい。Breakfastなのでコーヒーでがまんする。
何年ぶりかのイタリアだがミラノは初めて。ミラノといってもこのまま乗り換えて行ってしまうので雰囲気を味わうだけ。
手荷物を受け取って再びチェックインしろと言われたので、手荷物受取を待つ。
さすがイタリア
荷物は出てこない。すべて終わる。
事務所に行くことにする。

すごい遠い

事務所で問い合わせると、荷物はリスボンまで行くと。グッバイ!
荷物を待つ、事務所に行くことで1時間ロスになる。何をするわけではないが気分が悪い。
帰国したらシンガポール航空に苦情を連絡することにする。


ミラノから50キロ離れていることもあって、周りにはなにもない。
構内にスーパーがあり、9時からとあるが開店する様子がない。すると…

9時ジャストにシャッターが開いた。シャッターは開いても無理やり開けた感じで、中では準備をしている。

パンとハムを指定してサンドウイッチを作ってくれる。特に食べたくもないので買わない。
空港の中はおそろしく高い。

空港のATMで裏技のキャッシングを受けてすぐに返済した。1ユーロ172円だった。だいぶ手数料が上乗せされている。空港の両替所は180円を超えていたのでそれでも安い。1ユーロ162円くらいになっても両替するとこれくらいのロスが出る。それにしても円安過ぎる。

一台目のATM

ATM利用料が4.95ユーロ(851円)?ボッタクリもいいとこ。トータルで90ユーロが17456円だから、194円になってしまう。
もう一台は172円相当だったので妥協。
空港内で1000円ではサンドウイッチを買ってベンチで食べるのがやっと。画像はこんなものが15ユーロだから、172円換算で2580円。
同じようなバールがいくつもある。ゲーハーのおっさんがエスプレッソを飲んでいる。







おいしそうだが、7.5ユーロ(1215円、現金なら1290円くらい)

ポルトガル航空のスポットに向かう。見慣れない航空会社ばかり。

空港車両もへんな感じ。

早速1時間遅れ。あとでわかるが、ポルトガル航空は国営航空でありながら、ほぼLCC仕様。座席はつめこみ、預け入れ手荷物も有料で厳しい。みんな手荷物を預けず持ち込むから乗り込むにも時間がかかり、慢性的な遅延らしい。乗り始めても列は全く進まない。荷物を上の棚にあげようとしている乗客のために後ろが詰まっていて、実に愚かな状態。

1時間遅れで乗り込むと、やはり足元がせまい。リクライニングしないとあったが、意味がわかった。LCCの機材と同じ。

ただ、なぞの二人がけシートを予約したので荷物は足元に置かずに済んだ。上の棚はすでにいっぱい。乗る前に係員が足元に置けと言った意味がわかった。
なぞの二人がけシートの横はCAの席だった。

CAが実にフレンドリー。向かいの乗客と話だし、結婚してるかなど話している。ポルトガル語でYesはsinなのだが、会話の中にsin sin sinが目立つ。そのうち、あっははあ~と笑う。
日本のCAではありえない光景。日本語に直すとさしずめ、そうそう、あっははあ~という感じ。
水をもらっている乗客もいたが、全員ではないので違う料金プランの乗客なのかわからず。
くれといえば水は無料の可能性もあるがペットボトルの水を売っているのも確かなので、わからず。



3時間なんとかやり過ごしてやっとリスボンに着陸。不安だった荷物も無事受け取る。
メトロが直結していて、VISAタッチで乗車できるので便利。

電光掲示には次の列車の時刻、あと何分で来るか表示。第三軌条にはカバーはない。

一番前の前面展望どころか、運転席は固く閉ざされている。


シーメンスのインバータ制御。座席は硬い。名産のコルクが貼られている感じ。


案内は自動で駅名を一言言うだけでわかりにくい。車端部にある表示が頼り。
ホテルの最寄駅、Rossioに到着。駅から出るとヨーロッパの雰囲気。

ホテルは駅から2~3分のすぐのところ。部屋に行くとダブルなので、ツインにしてよと伝えるとツインになったが、トリプルの部屋ででかいハリがある部屋で頭を何度も打つ。
シンガポールで8時間、ミラノで5時間あったものの約29時間かけてホテルに到着。ぐったり。
リスボン観光税をとられる。ひとり一泊4ユーロは高すぎる。
2泊二人で16ユーロ(2592円)はひどい。それほど設備が充実しているとも思えない。

となりが評判のいいスーパーという好立地。ローストチキンとパン、ワイン、ビール、マンダリンオレンジ(味の濃いおいしいみかん)などを買う。
ワインはすべてコルクで開けられないことがわかる。スクリューキャップのワインはない。チリワインもない。ワインオープナーもないので初日は諦める。


値段は1キロあたりなので、想像がつかない。はかりに持っていき、この場合は128を押すとこのみかんが選択される。または、このみかんの画像から選ぶ。選んだ時点値札が出てくるが、わからないので何度もやったら値札がいくつも出てきてしまった。
スーパーは当然タッチ決済で支払える。90ユーロの出番なし。
夜中に足がつって目が覚めて悶絶する。ふくらはぎがつるなどのような生易しいものではなく、スネのあたりがつって、どちらに伸ばしても他のところがつってしまう。かなりの痛みで苦しむ。
どこを伸ばそうが激痛で、泣きたくなる。どうにもならず苦しむだけ。
水を飲むだけではかえって逆効果なので、持ってきた塩をなめたり、足がつったときの漢方など飲むがまったく効かず。
疲れているので眠るが、また足がつって激痛で目が覚める。これが5回あってすっかり眠れなくなった。
うとうとして朝を迎える。今思うと大したことないが、これがあるなら旅行を一切やめようと思うくらいひどい痛み。どうにもならないのも辛い。
脱水症状になってしまっていた可能性が高い。こうなると水を飲もうが塩をなめようがだめなようで、強いストレスも影響するのだろう。ストレッチをやってもだめ、要するに何をやってもだめ。