ビザの申請でロシア大使館
ソ連大使館だった頃、右寄りの思想の方々が抗議をするたびに道が封鎖された。
今でも厳重な警備がされている。
警察官の立つ鉄の門を開けて入ると、左がロシア人のための手続き、右がビザの申請。
わざとなのかすごい狭い通路の説明を見ずに左に行くと、きれいなロシア人が英語で対応。おかしいなあ、窓口の人は日本語ができるとあったのに。
ビザは出て左ですよ、と英語で言われた。それくらいの英語がわかってよかった。
テーブルの下が引き出しになっていて、こちらから入れると向こうから取り出すのは、パチンコの景品買いを思い出した。
入ったら銀行と同じシステムの番号札を取る。
ピポーンッ!サンジュウ ナナバンのカードをお持ちの方窓口までお越し下さい
聞き慣れた機械の声。
この写真の奥の右側に窓口がある。
申請書類とパスポートを提出すると、ガラス張りの横にあるインターホンから声がする。
「イツトリニキマスカ」とロシア人の青年が聞いてくるので答えると、「ニバンの窓口の前でお待ち下さい」
二番の窓口は妙齢の女性で、なにかを打ち込むとすごい古そうなドットプリンターから伝票が印字される。
複写になっているうちの一枚をテーブルの引き出しに、ポイッ。会話はない。
呼ばれてから終わるまで、およそ2分。
ビザの引き取りのときは番号札は引かず、専用窓口で受け取る。
何とも簡素な感じで、ある意味ロシアらしい感じ。
せっかく故郷に来たので、少し歩いてみよう。
生まれたときからある、アイスクリーム屋さん
見覚えのあるおばちゃんがいた。
手作りのアイスクリームは、店頭販売の他にレストランにも卸しているらしい。
レディーボーデンなどはない頃に、あのようなパックに入ったアイスクリームは家庭では珍しかった。
アイスクリームSOWA
http://sowaice.jp/
もちろん愛宕山にも行く
今年の1月30日に耐震工事など施して、リニューアルオープンしたNHK放送博物館。
日本で最初のラジオ放送局がここにあった。
その後博物館が開館し、この建物(新館)はこじまと同じ昭和43年にできた。
古賀絵里子さんと皆さんで座ったベンチが、正面から横に移設されていた。
館内はそれほど目新しいリニューアルは少なく、展示物が少し減ったような印象を受けた。
物心ついて12歳まで何度行っただろう。大人になってからも年に何度も来ているし。
菜根閉店
元々は料亭で、そのあと中華料理のお店になっていた菜根。
今日行ってみると跡形もなかった。
ランチ営業だけだったので、行きそびれてしまった。
菜根の食べログページ
故郷の味
ここ
虎ノ門岡埜栄泉。
いまは定かではないが、家族3人で毎朝暗いうちにおきて、一日3000個作ると読んだことがある。
東京三大大福といわれているひとつ。もうひとつは文京区音羽にある群林堂だが、そこの豆大福とは対極的な味。
岡埜栄泉は上品な甘さのこしあんで個別包装、群林堂は塩味もするパワフルな味のつぶあんと、豆がこれでもかと入っていて、個別包装ではなくまとめて包むスタイル。
午前中でだいたい売り切れることが多く、予約も出来るのでどうしても買いたければ予約をする。
午前中に来ないと買えないので、数年に一度のチャンスで購入している。
そのせいか、買うたびに値が上がっていて、今日はひとつ税込み249円だった。
この味と質を考えると、それほど高くもない。
小雨が降っていて寒かったのが残念だったが、十分楽しめた。
二週間後にビザを取りに行くので、そのときはどこに行こうか。