悲喜こもごも、読めないくせに変換すると出るのです。便利な時代です。
自分の中に楽しいことや悲しいことがやってくる、そんな意味ですね。
最近テレビで太平洋戦争のことをよく取り上げています。敗戦記念日が近いからでしょう。
日本が敗戦して62年経った今、だいぶ昔のことになってしまいました。
私たちの世代では当然戦争は知るよしもなく、「もう戦後ではない」という時代に生まれ、両親は戦争中の前後に生まれています。祖父が戦争に行った、という人も多いでしょう。しかしその祖父も天国に行って(人によっては地獄かも)しまい今や戦時中の話を聞くことなんてなくなりました。
先日、ぼくの参加している教室で「私が戦争に行ったときに…」という言葉を久しぶりに聞きました。おそらく80歳くらいでしょう。戦争に行く、想像も出来ない世界です。
ある日いきなりハガキが来て、「いついつからあなたは自衛隊に入隊しなさい。」命令です。人権もじゃけんもありません。
軍隊の世界などいまのいじめの世界と同じようなものでしょう。今の若者(もちろんぼくを含めて)につとまるはずがありません。
原爆についての米国民の感情は、「あれでたくさんの人が死なずに戦争が終わった。」という思想が多く占めるらしいです。
絶対に間違っている。
それなら無人島にでも、人の住まない北海道などの原野にでも落とせばよかったではないか。
これを町に落としたらどうなりますか、愚かな日本軍でもそれくらいのことはわかっただろう。
民間人を大量に虐殺して何が仕方がなかっただ。
米国は完成した原爆を落としたくてしょうがなかった。
どれくらいの破壊力があるか知りたかった。
それが真実だと思っている。
では日本軍はどうだろう。
もし、原爆が作れたら米国に落とさなかっただろうか。
単に日本に原爆を作る技術がなかっただけではなかったのだろうか。
アジア諸国に60年以上経った今でも恨まれるようなことをしてきた日本軍である、落としていたに違いないと思っている。
戦争は絶対にしてはいけない。
それは当然のことであり、100%異論はない。
では、侵略してきた場合にどうするのだろう。
北朝鮮がミサイルを撃ち込んできたら、軍事力で北朝鮮にかなうと思うほど日本人は平和ボケしているのだろうか。
アメリカが日米安保条約に従って守ってくれる、そう思ってる日本人も多いのだろう。
見返りがない限り、守ってなんてくれない。¥
自衛隊は攻撃してこないと手が出せない、それでいいのだろうか。
外国の軍人がたくさん死んでゆく中、日本はお金だけ出せばいいのだろうか。
軍事には膨大な費用がかかります。本気で軍事力をつけるならそれこそ消費税20%、福祉無視の世界です。
自衛隊にどこまで力を持たせるべきなのか、日本の軍事力はどこまで必要なのか、考えないといけないのです。
戦争は絶対にしてはいけません、でも戦争は理不尽なけんかと同じです。
ナイフを持った人間が襲ってきたらどうするのですか。
けんかはいけないと叫びながら刺されるのですか。
ときには護身術も必要かもしれません。
憲法9条は改正すべき、と一概には言えませんが、今のままの憲法で日本が安泰でいられるとも思えません。
テロリストや第三国が日本を攻撃してきたときに、現在の日本の自衛隊では歯が立たないこと。
このことをどうしたらいいのでしょう。