新宿のやきとり屋に行って、ものの見事にやきとりだけ食べてきた。
やきとりには聞いたことのないものが結構ある。
ハツモト、厚皮、ココロノコリ、つなぎ、降りそで…などなど
一番好きなのはレバー塩かな。
中が生のようなレバーの塩はかなりおいしい。
おいしいけど、レバーは3本食べられるかどうかが限界。
この店にはなかったが、何かと何かの間の「つなぎ」という部分がとてもおいしい。
いろいろなレアでおいしい部分を食べると、いわゆるもも(正肉)は味が物足りない。
日本酒3杯飲んできた。
浦霞純米
宮城県の塩竃のお酒で、八海山に並んで有名。
ひそかに宮城、山形、新潟県のお酒がおいしいと思ってる。
黒龍純米吟醸
福井県の永平寺に蔵元があり、有名。
山形県酒田の上喜元(じょうきげん)
一般的にはフルーティーな味わいなどと言われている。
酒田に行ったときにと思ったが、酒蔵見学をことわられたことがある。
今日の上喜元はフルーティーというより、少し酸味を感じた。
黒龍の方がおいしいかも。
日本酒ワンポイント講座最終回
純米は純米で、反対に言うと純米と書いていないのは、醸造用アルコールで淡麗にキリッとさせている。
純米の方が甘い感じ。
甘すぎないように、醸造用アルコールを少しだけ加えて辛口にしているというイメージ。
必ずしもこのアルコールを入れたらだめだ、ということではない。
吟醸は米をみがいて中心部のデンプンだけつかったもの。
まわりには雑味が多く、磨くコストと原料が増える分値段が上がる。
大吟醸は米を50%以上みがいたもの。
要するに、純米か純米ではないか、吟醸か吟醸ではないかの組み合わせ。
純米、純米吟醸、吟醸、大吟醸、純米大吟醸。
純米でも吟醸でもない一番安いのが普通酒と呼ばれる。
だから、山形の銘酒出羽桜でもたくさん種類がある。
普通酒なら一升瓶で2000円を切るくらい。
吟醸、純米、純米吟醸とつづき、純米大吟醸になると一升瓶で5000円前後もする。
だから、お酒を知らない人が新潟に行き「八海山買ってきたよ」と言われても、モノを見るまで安心できない。
なかには、八海山普通酒を飲んで「八海山なんてたいしたことないな」なんて思っている人もいるだろう。
銘柄も大切だが、お酒の製法がそれ以上にずっと大切なのだ。