かすかな糸をたぐりよせる

名門進学塾である今は亡き桐杏学園で理科を教えていたときの生徒とネット上で再会。
大学入学くらいまで交流のあったもう一人の生徒は既婚者になっていた。
あとの時中学3年生、いまや二十代最後の歳。
彼女からすると「私は中学生の時理科を習いました」
当時、メインで教えていたのは理科となぜか国語。
他の塾や年代ではきっと、私は数学を習った、私は国語を習ったなどいろいろ。
国語の授業では毎回漢字テストを作っていたので、中学卒業までの漢字は強い。
つまり、新聞で読めない漢字はない。
国語の先生でも字は汚い。
いちばん初めに教える仕事をしたのは、意外にも今は形が変わった大検と公務員の予備校。
ここで、数?、数?、古文、なぜか地理を必死に教えた。
さらに、中学受験の算数、東京に帰ってからはさらに科目は増えた。
基本的に社会科以外はほとんど教えたことがある。
大学中退程度の専門教育しか受けていないので、幅広くなければ生き残れない。
もう一度子供たちに何かを教えるのなら、理科が教えたい。
自分が勉強するのなら苦手だった数学を勉強したい。
紙と鉛筆だけでカリカリ数式を解いてゆく勉強をしたい。
文学作品をたくさん読むのもいいかもしれない。
短歌や俳句を勉強するのもいい。
自分に子供ができたら、近所の子供たちを交えていろんなところに連れて行って科学を教えたい。
理科の実験は好きだった、という人はたくさんいると思う。
あの楽しさをもう一度伝えたい。

Translate »
タイトルとURLをコピーしました