ここ数日の日課は、とあるWebサイトに一日4回アクセスすること。
それはどこかと尋ねたら。
UR都市機構〜インターネットお申し込みサイト〜
ここは一日4回更新されるから。
9時30分、12時、15時、18時。
ぼくがねらっている物件は人気が高いので、出ても数秒で取られてしまう。
申込みをして、内覧するのだけれどそのスパンが2週間くらいある。
つまり、いったん申し込まれてしまうとその人に入居する気がなくても2週間以上放出されない。
この更新のおかげで、朝から夕方まで遠くには行かれない。
PDAで見られないことはないけど、このページが1MB以上あって恐ろしく重い。
仮に見られても、申し込むまでに取られてしまう。
URとは旧住宅都市整備公団。昔の公団住宅、つまり団地。
団地には、県営や市営住宅と住宅供給公社、この旧公団住宅がある。
勘違いされたくないのが、県営や市営、都営住宅は公営住宅なので家賃が安い。
所得の上限がある。つまり、お金持ちは建前上は入れない。
公社とURは所得の下限がある。つまり、極端な貧乏人は入れない。
そして家賃は決して安くない。
URは団地のような物件と、リバーシティ21地区の一部や汐留、お台場などにある高層、高家賃住宅も管理している。
たとえばリバーシティ21地区にある物件は1Kでも14万円以上する。
見かけ上の家賃は安くなくとも、トータルするとすごい差が出てくるのだ。
たとえば、10万円の家賃の物件に入ろうとする。
敷金1〜2ヶ月相当。
これは退去時に掃除代などでなくなっていたが、最近は東京などでは返す方針になった。
それでも、掃除代が2〜5万円かかる。
礼金1〜2ヶ月相当、仲介手数料1ヶ月、保険、鍵交換代などが取られる。
そして、2年に1度更新料と称して、2万円〜1ヶ月相当。
いい物件が見つかったら、引っ越ししていなくても2週間後には確実に家賃が発生する。
さらに審査というやっかいなものがある。一般企業に就職していれば問題ないが、うちのような状況だとまずはねられる。
では、URだとどうなのか。
敷金3ヶ月相当のみ。他にはまったくかからない。
更新料もない。退去時は掃除代1万円くらいのみ。
だから仮に家賃が民間と同じだとしても、格段に差が出てくるのだ。
URに住んでいる人はぼくのように引っ越しを繰り返す人が少なくない。
純粋に引っ越し代と掃除代しかかからないから。
労力は恐ろしくかかるけど。
ああ、今日は横浜ポートサイドにある引っ越す可能性のとても少ない物件を見に行くんだった。
アミティ横浜
こころ磯子にあらず。