日本酒利き酒師の団体が行う、ソムリエの講習。
ワインの味や香りを伝えることが大切な仕事なので、例えるものの香りや味を知らないといけない。
この中にはいろいろなものが入っていて、あらためて匂いを覚える訓練。
朝9時から夕方6時30分まで、今朝3時半に起きてしまったので、拷問のように眠い。
匂いをかいだり、ワインのテイスティングをしているときはよいのだけれど、産地の説明など聞き出すと睡魔が襲ってくる。
フランスの地名と場所がまったくわからない、親しみがわかない。
今度ヨーロッパに行くときは、フランスに行こう。
これで勉強の方向はわかったので、1ヶ月もすればかなり知識が増えているはず。
代表的な味の違いをテイスティングノートに書く練習。
どんな香りがするか、どんな味がするか、どんな料理に合うか。
基本的にはブドウの品種と、取れた(=醸造した)地方(寒いとか暖かいとか)で味の特性はわかる。
特定の銘柄の何年もの(=アドバンテージ)なんて、まだまだ先、というかマニアックな話しはソムリエの仕事とちょっと違う。
日本酒利き酒師と同じで、銘柄を当てるのではなく、お客様よりさきに試飲して味や香りを覚えて、どんな料理に合うなどを提案するのが仕事。
自分の店にあるワインの味は知っていても、どこのレストランに行ってもわかる、というのと少し性質が違う。
ぼくもいろいろな日本酒は飲んでいるものの、日本の3割も飲んでいないと思う。
同じ銘柄でも、純米、本醸造、純米吟醸、大吟醸などと複数ある銘柄も珍しくない。
ただ、お米や水の品種と酵母、純米か大吟醸かなどがわかれば、だいたいの味の想像はつく。
それくらいの訓練はしてきた。
日本酒とワインは大きく違うのだけれど、ソムリエを日本酒利き酒師の勉強の仕方、役割は同じことに実感。
ただ、日本の地名か、世界中の不慣れな地名か、親しみがあるかないかの差。
勉強の方針はわかったので、少し勉強してみよう。