しぶんぎとは、四分儀のことで方位を知るのに使う計測機器。
45度の角度の扇形なので、四分儀というみたい。
船舶で自船の位置を知るのに現在はGPSが中心だが、以前は六分儀だった。
ぼくが免許を取る少し前では、一級の試験に六分儀の使い方があった気がする。
見たこともないし、まったく使い方もわからない。
昨日の晩が四分儀座流星群のピークだったので、北方の空をしばらく眺めて見たが、ひとつも見えなかった。
しし座流星群の時は、一生分流れ星を見た。生涯初めてだった気もする。
うちのベランダから見る北向きは、東京の空に比べてかなり暗い。
それでも、横になって窓越しに空を見ると空がずいぶん明るい。
これが光害というものなのだろうか。
生涯では三宅島で見た星空がいちばんきれいだった。
水平線や地平線のあたりにも星がたくさんあって、プラネタリウムを見ているようだった。
小学生や中学生に理科を教えていたときも、天体と地学はさっぱりわからなかった。
教科書に載っていることをかろうじて覚えただけ。
太陽は東から昇り、なんてウソを教えるのはもうやめましょうよ。
初めから本当のことを教えたらいいのに。
4年生くらいのこどもに、月の満ち欠けを教えるのも至難だった。
ウサギが餅をついてる、なんて幼い頃に洗脳するから。