ビールの原料は、主に小麦、酵母、ホップ、水。
麦を発芽させることで、麦のデンプンが糖に変わる。
酵母が糖を分解して、アルコールと二酸化炭素になる。
ホップで風味をつけるというのが流れで、できたビールは酵母が生きている。
生きていると発酵がどんどん進んでしまうので、酵母の働きを止める必要がある。
そこで、加熱して酵母を不活性化(殺して)いた。
工場直送などで、熱処理しないビールを提供していた時代に、生ビールというものが生まれた。
発酵してしまうからすぐに飲まないといけない、ということで飲める場所が限られていた。
ところが、化学繊維が進歩して、濾過することで酵母を取り除くことができるようになったため、熱処理しなくても酵母の活性を止めることが出来るようになった。
ナショナルブランドのキリン、サッポロ、サントリー、アサヒビールは今やみんな生ビール。
熱処理しているのは、サッポロ赤星ビールとキリンクラシックラガーだけ。
キリンラガービールはずっと熱処理だったのだが、非熱処理になったので、あらためてクラシックラガービールを出すことで熱処理ビールが復活した。
さらに、ビールサーバーから注がれるビールと、缶ビール、瓶ビールはすべて同じ中身。
ビールサーバーは内部を洗浄したり、メインテナンスが必要なのでいい加減な店だとすぐにビールの味がまずくなる。
瓶ビールの方がおいしい、というのはこのような理由からだろう。
安い店ほど瓶ビールを飲むようにしている。
まとめ
NB(ナショナルブランド)では、赤星とクラシックラガー以外は、ぜんぶ生ビール。
サーバーの中身は缶ビールと全く同じ。