理科教育の充実

政策にかかげている、理科教育の充実。
中央区の予算案によると、次のようなことが行われるらしい。
理科教育の充実(理科支援員) 279万8千円
 理科が得意な人材を小学校の理科授業に活用し、観察や実験活動等における教員の支援等を行うことにより、小学校理科教育の活性化と充実を図り、あわせて教員の理科指導力の向上を図る。
 なお、本事業は東京都からの委託(都は独立行政法人「科学技術振興機構」から事業委託)を受けて実施するものであり、期間は19年度から5カ年である。
* 対象学年 小学校5・6年生
* 業務内容 観察・実験等の実施支援や計画立案・教材開発支援など
なんか違うんだよ。本当の理科教育は教室じゃ勉強できないんだよ。
例えば、夏に三宅島に行くだけですごい勉強ができる。
夜行の船に乗ることで、「24時間働いている人がいるんだな」と実感。これは社会科だ。
海岸での生物探索。シュノーケリングもいい。
東京では(三宅島も東京だが)観察できないような生き物がたくさん観察できる。
夜は満点の星空観察。これまた中央区の何百倍もの星の数。
次の日は朝から釣りでもしてみよう。漁船に乗るのは危険すぎるか。
島めぐりで歴史を調べ、さらに火山についても勉強できる。
そして、今でも100%安全になっていない災害の状況を目の当たりにすることができる。
これは有事のときに必ず役に立つ意識だと思う。
個人的な思い入れもたくさんあるけど、三宅島には子供たちにとって(もちろんおとななにも)これほど生きた教材があるのである。
安全に関してはもちろん万全を期す。もちろん島にも協力をもとめる。
安全に問題があるといっても島にも学校があって、子供たちが毎日勉強している。
全校生徒でないにしても希望者だけでもこの計画を実現したい。
公立では難しいね。私の個人的な塾として実現させようか。
多少はずれてしまったけど、生き物の観察にしても、星にしても、火山にしても絶対にほんものを見せてあげたい。
すべて肌で感じさせたい。それが本当の教育だと思う。
ぼくが考える理想の教育の姿とは、まず多少の詰め込みをする。ゆとりの教育なんて必要ない。
知識を増やすこと、勉強する習慣をつけることは重要。
しかし、教科書に書いてある、ノートに書いただけの知識は実力にはならないし将来応用が利かない。
実際に体験することで裏付けのある知識が本当の実力として身につくと思う。
英語が大切だからって小学生のうちに外人講師の授業を受けさせるのも大切かもしれないけど、理科にしても社会にしてももっと実習をさせてあげないと、頭ばかり大きな要領しか考えない子供になってしまうよ。

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