冬より寒い今年の春です。
桜前線も足踏み状態。
昨日の答えを発表しましょう。
魚をさばく…これは慣用表現で、辞書によっては認めているみたいなので間違いではありませんでした。
しかし、正確には「魚をおろす」です。捌く(さばく)のは鳥、獣などを解体するときに使うようです。
愛想を振りまく…愛嬌を振りまくです。愛想がいい。集英社の国語事典には愛想を振りまくもありますが…。
これは何がいけないのではなくて、そう言わないということです。
口が肥える…舌が肥える。
汚名挽回…汚名を挽回してもしょうがありません。汚名返上、名誉挽回。
取り付く暇がない…取り付く島も(島が)ない。どこの島? 「島」は、頼りや助けとなるものごとのたとえ。ITこじまは、小さく頼りや助けになるのだ。
取り付く島がないことを、けんもほろろと言うけどこれの語源はおもしろいよ。「けん」も「ほろろ」もキジ(鳥)の鳴き声なんだよ。ケンケンホロホロが無愛想に聞こえたからできたらしい。猫だったらニャンもミイミイといったところ?
二の舞を踏む…二の舞はお面をつけた舞。つまり踊り。だから、二の舞を演じる(演ずる)。踊りは踏まない。踏むのは足。二の足を踏む。
言葉は文法がすべてではないし、慣用表現が加わりさらに方言も加わる。でも目的は人に正しく伝えること。
もっと自分の言葉を磨いて、表現を豊かにしよう。