直通運転

マイミクシィの方へコメントしていて思いついた。今日はこの話題にしてみよう。
東京の地下鉄は相互乗り入れが盛んです。
相互乗り入れ、直通運転していないのは丸ノ内線と銀座線だけ。
彼らは(丸ノ内線は女性っぽい)第三軌条という線路の横のもう一本のレールから電気を取っています。
そのことでトンネルの大きさ(高さ)を抑えたのです。
そのせいで、JRや私鉄とは乗り入れが出来ません。
たまーに、丸ノ内線と銀座線が赤坂見附で乗り入れて、丸ノ内線が花火の時に浅草に行ったりします。
余談ですが、乗り入れるのは必ず銀座線の車両です。
銀座線が16メートル、丸ノ内線は18メートルなので丸ノ内線の車両は銀座線のホームでは足りません。
さて、その他の地下鉄の乗り入れはたくさんありますが、はじめは日比谷線の東武線乗り入れでした。
それから東急東横線に乗り入れて、東西線、千代田線と続きます。
郊外に行くとき、地下鉄からそのまま乗ってゆくと、のろいなあ〜と思いませんか。
例えば、日比谷線の東武動物公園なんてあれに乗ってゆく人は少ないし、千代田線で取手には行かないでしょう。
これには、乗り入れる鉄道会社の思惑があるのです。
例えば、草加あたりから都心に出るとき、東武鉄道としては浅草を回って欲しいのです。(それは無理な注文)
そこで、乗り入れはするけど日比谷線は各駅停車にしてたのです。
例外はありますが、地下鉄からの乗り入れはせいぜい準急くらいまで、特急や急行はあまりありません。
適度に不便にして、乗り入れ先の私鉄やJRにターミナルの終着駅まで乗ってもらいたいからなのです。
東武鉄道は浅草を捨てて、曳舟から半蔵門線に入るルートを開拓して乗客を増やす作戦に出ました。
浅草駅はビルの中で、片方を15キロ制限というものすごい急カーブで橋なのでホームの延長も出来ず10両編成が入線できません。
当時の東京最大の繁華街は浅草だったので、始発を上野にせず浅草にしてしまったのです。
その失敗が今日の東武鉄道を表しています。
ただ、上野に乗り入れた京成も京成上野という中途半端なものにしたので東武が上野を始発にしていても、だめなものはダメだったかもしれません。
やっと浅草を捨てる決心をして、半蔵門線からの東武への乗り入れは急行になったのです。
それと同時期に日光へ行く特急も北千住に停車させるようになりました。
距離は短くなっても乗ってもらうことに重点をおいたのです。
ライバルであるJRにも乗り入れるようになりました。
東武は群馬や栃木に赤字ローカル線を抱えているので、背に腹は代えられません。
小田急なども、欲ばって新宿方面を混雑させるより少し地下鉄に回して混雑を緩和させようということから、多摩急行などが出来たのです。
来年からは、千代田線内から小田急へロマンスカーが走る予定です。
直通運転も鉄道会社のいろんな思惑があるのです。
こじまの横浜移転もいろんな思惑があるのです。ふふ。

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