日本酒離れを感じる

居酒屋で周りを見渡しても、日本酒を飲んでいる人は極端に少ない。
店のメニューでも、焼酎が充実しているお店は少なくないが、日本酒はあまり充実してない。
先日もしゃぶしゃぶのお店で20代のサラリーマンが「カルピスサワー」。
何を飲んでも自由だけど、カルピスサワーかよ。
サワーを飲んでいる人も多いし、梅酒を飲んでいる人も多い。
どっちにしても甘いお酒だ、実に軟弱だ。
チェーンの居酒屋レベルで、乙類焼酎が一杯500円くらいだとする。
日本酒は一の蔵だの八海山だのの銘柄普通酒で一合700円くらい。
さらに銘柄不明の冷酒だの燗酒だのが一合500円くらい。
このレベルの日本酒が日本酒の味を下げている気がする。
要するに、焼酎は一杯500円でもまあ満足できるが、日本酒は700円出さないとおいしくない。
さらに、フライドポテトだの唐揚げで薄めたお酒をがぶがぶ飲む。
お刺身で日本酒をおちょこで飲んだりしない。
日本酒は製造工程でコストがかかるから、安くすると味を落とすことになる。
醸造アルコールを入れて量を増やしてみたり。
日本酒はおいしいものはとことんおいしいけど、高いだけのものも思いきりたくさんある。
焼酎は、ある程度以上を飲むと「まずいなあ」と思うことはほとんどない。
焼酎は一刻者以上はみんなおいしくて区別がつかない。
泡盛もみんなおいしくて、よくわからない。
古酒のありがたさも実はわかっていない。
白百合がカビ臭いのだけは確かだ。

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